MEEYANさん(東京都)の相談

カテゴリ:外科手術

はじめまして。
切端咬合で、下の歯が一本分正常な咬合より前に位置しています。

現在、2ヶ所の診療所で相談の段階ですが、2か所とも、外科手術がベストだろうと言われました。
しかし、外科手術を提示されたとき、「『顎の骨を切るなんてできない』と言って矯正だけで、よりよい状態へ向けて頑張っている患者さんもいる」というお話も伺いました。

外科手術をするか、しない治療法を選ぶのかは、最終的には患者側の選択だということです。

私も、外科手術は回避して、できれば矯正だけで改善したいのですが、インターネットの相談コーナー等で、私のようなケースの相談について、「外科手術をしないで矯正のみの治療をすると、かえって顎が目立つことになる」という回答を見つけたことがあるので不安になりました。

「最終的な治療方法の選択は患者」ということは理解しますが、ドクターの診断で、治療のリスクが高い方法、もしくは治療結果が悪くなる可能性がある方法の場合も、ドクターの先生は治療を開始するでしょうか。

こちらが選択した治療方法を、ドクターが同意したならば、たとえ
完璧な咬み合わせでなくても「この治療法でも、問題は改善する」ということだと解釈しても大丈夫でしょうか。

患者として、最終的な選択をするうえでの注意点やアドバイスがございましたら、お願いいたします。

MEEYANさん、はじめましてこんにちは、やまぐち矯正歯科クリニックの山口大輔と申します。ご相談拝見いたしました。

Q1.ドクターの診断で、治療のリスクが高い方法、もしくは治療結果が悪くなる可能性がある方法の場合も、ドクターの先生は治療を開始するでしょうか。

A1.外科手術を併用した矯正治療を回避するということは、上下左右の小臼歯(前から4番目もしくは5番目の歯)を抜歯しての矯正治療になると考えます。この場合、2人の先生が外科手術がベストとおしゃっていることを考えると、MEEYANさんが相談コーナーでみたように、抜歯した場合は口元が下がり、あごがなおさら目だってしまうのではないかと想像します。ただしそれは、治療のリスクが高いということや治療結果(かみ合わせ)が悪いということでなく。横顔の問題ですので、そのリスクを十分考慮して、矯正治療のみの治療を選択された場合は、治療を行うと思います。

Q2.こちらが選択した治療方法を、ドクターが同意したならば、たとえ
完璧な咬み合わせでなくても「この治療法でも、問題は改善する」ということだと解釈しても大丈夫でしょうか。

A1.この場合の問題というのが、歯並び、かみ合わせということであれば改善すると考えていただいて問題ないと思います。
しかしながら、現在の状態での横顔・もしくは口元が下がってしまった場合での横顔に問題があるかどうかは別問題だと思います。

あくまでも、ご質問から想像しての回答ですので、MEEYANさんの状態を十分理解していない状態でお答えしております。ご理解ください。

また、矯正専門医での治療であれば、治療前にご自身の横顔で、手術を行った場合、抜歯を行った場合の予測を見ることができるはずです。
それを、参考にしてから判断してみてはいかがでしょうか。

そのためには診断を行う必要があると思います。

 

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