ピーナッツさん(千葉県)の相談

カテゴリ:小児矯正

こんにちは。
矯正歯科に通い2年近くになります。
今の治療について不安がいっぱいあるため、ご相談します。

私は、上下叢生で上の歯はやや出っ歯だったので、矯正歯科で治療をはじめました。

治療は、上下ワイヤーをかけ、前歯がねじれ(?)ていたため、それを正し、1年半前に上の左右第4歯を2本を抜歯しました。
現在やっと左右第3歯が後ろに移動し、先月から残る前4本を後に移動させている状態です。

第3歯を移動途中、前歯4本がなぜか、矯正前よりも更に出っ歯になってきました。周囲の人も心配するくらいで、口を閉じても半開き状態でした。
前歯が出て、必要以上に喋りづらく、仕事に支障がでてきてしまったので、先生相談したところ、「それは治療過程上仕方ない現象だが、月に1度の来院を月に2度に回数を増やし、治療スピードを上げ前歯4本を早く移動させるようにしましょう」ということになり現在に至っています。

また、下の歯については左右第5歯以外にワイヤーをかけ、なんとなく揃っている状態です。(第5歯はいつか抜歯予定)
上の歯の抜歯以降、下の歯のワイヤーの調整・取替えは一切ありません。

今、特に不安に思っているのが、最近、上の前歯よりも下の前歯が前に出てきてしまっていることです。
通勤時等で、電車で下を向いて寝ていると、起きた時に上下が逆転して受け口になっています。
慌てて顎をずらす感じで元に戻しています。
普段はかみ合わせ悪く多少の違和感を感じるくらいで、夜寝ている時などにはなりせん。

このような、治療中の不安や疑問について、担当の先生にお話しようとしましたが、いつも忙しそうで、直接会話できる機会がなかなかありません。(いつも、8人位の患者を同時に診ていて、わずかな時間にチェックするくらいです。処置はほとんど助手の方(衛生士さん?)です)

治療後、先生を呼びとめて質問することは難しく、なんとか質問できたとしても、一方的に早口でご説明され、それ以上の追加の質問は諦めざるおえません。

毎回の治療は、歯垢の除去、虫歯のチェック、ワイヤーの交換はなく(上の抜歯の際に上だけ交換したくらい)、不慣れな助手の方が、ゴムを取り替えるだけです。
自分で歯の間の黒ずみを見つけて、気になったので助手の方に診てもらうと、よくわからないので歯医者に行くよう促されました。別の歯科医院へ行って、初めて虫歯だったことがわかりました。

同時期に矯正している知人の通う医院や、サイトなどで見聞きする他の医院と比べ、かなり簡素な治療内容に不安が募るばかりです。
常に、説明や処置が一方的な先生にも信頼がおけず、現在の受け口の状態など正常に矯正治療が行われているのかとても不安です。

ご説明が長くなりましたが、
もう、今の治療の不安や疑問をご相談するところがなく、こちらに投稿いたしました。
正しい治療行為・内容なのか、今後、患者としてどんなことをしたらよいか、ご意見をいただければ幸いです。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

ピーナッツさん はじめまして、こんにちは、やまぐち矯正歯科クリニックの山口大輔です。ご相談拝見いたしました。

まず、一番大切な今後、患者様としてどのようにしたら良いかということについてですが、やはり院長先生とコミュニケーションの回復が必要であると感じます。たぶんピーナッツさんはお仕事もされているようなので、先生が一番忙しいと思われる。土曜日もしくは日曜日に治療を受けられているのではないでしょうか?であればやはりその時間にお話を聞きたくても中々難しいと考えます。例えば、ご質問したいことをお手紙に書いて受付の方に渡しておいて次回までにメールでご回答を受けるといった方法や先生にお願いして、お昼休みの時間、または治療終了後の時間をあけていただいてご相談してみてはいかがでしょうか?
今後もまだ治療は続いていくでしょう、信頼関係の回復が一番大切ですよ。

ピーナッツさんのご相談のメールを拝見するかぎり治療内容に問題は見受けられないように感じます。私自身がお口の中を拝見していませんので正確な判断であるかはわかりませんが、まずワイヤー交換に関してですが、矯正治療はワイヤーを交換は最初だけです。ある程度の太さ、硬さのワイヤーが入ったあとは、ワイヤーの微調整を行う場合やワイヤーを曲げて治して行く方法もありますが、たぶんその先生はストレートワイヤーというテクニックを用いて治療を行っているのでしょう。別に不思議なことではありません。

治療中に最初より出っ歯になってしまったことに関しても、説明不足は感じとれますが、その先生のおっしゃる通りで、治療上起こりうることでしょう。矯正治療は治療の順序としてまずは、レベリングという段階を行います。歯のがたがたやでこぼこを並べるという段階です。その際に前歯が出てしまうこともあるでしょう、しかし、その後、前歯を下げる段階があるため心配する必要はありません。

現在、下のアゴを出してしまうことについてですが、2つのことが予測できます。まず一つは顎間ゴムの影響、出っ歯を治していく際に使う、自分でかけるゴムのことです。使用していませんか?使用しているようであればその影響でしょう、一時的なものであると考えますが、先生のご相談した方がよいでしょう。
もう一つは、出っ歯を治ってくると下アゴを出す癖がでることがあります。これも、一時的なもので自然に治ってきますが、上アゴと違い下アゴはある程度自由に動かすことができます。すると出っ歯であった時にある程度アゴを前に出して、食事をしたり、寝ていたりとリラックスできるアゴの位置があった場合、上の前歯を下げて出っ歯を治した時、アゴを出す癖がでることがあります。

矯正治療の場合、いろいろな治療方法があります。たぶんピーナッツさんがかかっている先生は、治療自体をなるべく簡易的に行うことで、より多くの患者さんを治療しようと考えていられるのではないでしょうか?

まずは、先生との信頼の回復をしてください。

ピーナッツさんの矯正治療が早く終わり、今悩んでることがあんなこともあったけど、矯正治療して良かったと思える日が、早く来ることを願っております。

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