まみっぽさんの相談

カテゴリ:その他

糸切歯の乳歯がない

  • 投稿者 まみっぽ さん [44才 女性 主婦] 2015/11/10/ 01:35
  • カテゴリー 小児矯正 その他 治療前
  • お悩みの歯 上あご右3番

9歳の娘の相談です。
レントゲンでまだ出てきていない糸切歯の永久歯があるのですが、そこの乳歯がないといわれました。
本来乳歯が通り道となり、そこへ永久歯が生えてくるそうですが、乳歯がないためにどこへ生えるか、すでに前歯が4本生えていて、その永久歯の根を溶かしていかないか・・とのことでした。
永久歯を溶かしてしまうことになるならどうなってしまうのでしょうか?
もしそうなってしまうと手術などになってしまうのですか?
なにかそれを防ぐ矯正等はあるのでしょうか?

ちなみに不正咬合とは言われてはいません・・
ただ爪かみをするので多少歯茎が出ている気もしますが・・

私が昔前歯の麻酔はとても痛かったのを覚えていて、今は子供に打つ麻酔はどのようになっているのでしょうか・・?

実は娘はPTSDも患っていて治療中なので、普通以上に恐怖心が強いのでそれも心配です。

何か良いアドバイスがあれば教えてください。

まみっぽさん
糸切歯は3番目の歯で「犬歯」というのが正式なのですが、この歯のはえていく経路が逸れてしまって、永久歯の前歯の根を溶かしてしまうことは実際にしばしば見られます。私も所属する日本臨床矯正歯科医会http://www.jpao.jp/ でも、前歯のはえかわりの時期に一度レントゲンを撮って確認をすることをお薦めしています。

永久歯の根がひどく溶かされてしまうと、その歯は保存ができなくなる可能性があります。もしも既にそのようなことが起こっている場合は、犬歯を前歯のところに代わりにもってくるとか、将来インプラントを含めた義歯で補うかなどの複雑な対処が必要になりますので、そうなる前に方向転換を試みる方がよいと思います。

方法としては、矯正治療で歯並びを広げて犬歯の出る場所を確保してあげれば大丈夫なこともありますが、緊急性がある場合は外科的に犬歯を一部露出して、矯正装置を歯茎の中に装着して、方向転換をしないといけません。

麻酔については、針を使う前に表面麻酔というゼリーを使ったり、針も細くなっているので負担は少なくなっているとは思いますが、おっしゃっているPTSDの原因やお子さんの状況の詳細がわからないと回答が困難です。まずは、犬歯(糸切歯)による永久歯の根の吸収がどのくらいの危険度であるのか、かかりつけの先生ないし矯正歯科専門の医院にて判断をしていただいてはいかがでしょうか。
前歯の萌出に伴い乳犬歯が脱落したのであれば、将来的には叢生になる確率が高いでしょう。永久歯の歯根を溶かした場合には最悪前歯の保存が不可能になり抜歯することになるかもしれません。このためレントゲンやCT撮影などを定期的に行い経過を観察することが大切です。もし、前歯を溶かすような方向に犬歯が向かっているならば歯肉を切開して矯正治療によって犬歯の萌出方向を変える処置も検討されることになるでしょう。麻酔に関しては現在もそれほど大きな変化はありませんが、表面麻酔や、恐怖心が強い場合などは笑気麻酔などにより対応することになると思います。
まみっぽさん、ご相談拝見いたしました。
まず、あくまでも予測ですが、上前歯4本が生える際に糸切り歯の乳歯が抜けてしまうことは、よくあることです。要するに、永久歯は生えるスペースが足りない状況と判断します。
レントゲンの状況を見てみないと、わかりませんが、矯正治療で拡大治療を行うことで、防げる可能性があります。【あまり痛い治療ではありません】
まずはお近くの矯正専門歯科医院にご相談してください。

永久歯を溶かしてしまうことになったらどうなってしまうか?
状況によりますが、根が溶けた歯はあきらめなければいけない可能性もあります。

手術というほどのことにはなりませんが、永久歯を抜かなければいけない可能性があります。

私達は矯正専門医のため、麻酔については、通っている歯医者さんにご質問した方が、正確だと思いますが、矯正治療もですが、麻酔も以前より痛みの少ない物や麻酔前の塗る麻酔など、良いものがあると思います。

矯正専門医院は、基本的に歯を削ることなどしないため、娘さんもあまり怖がらずに行けると思われます。
まずは、ご相談をお勧めいたします。

相談を投稿する