ぽんずさんの相談

カテゴリ:治療後・アフターケア

歯科矯正のワイヤーを外す

現在、海外で生活しており、12月よりこちらで矯正をしようと考えております。

日本へ戻るのが2017年1月の予定ですので、1年しか期間がありません。
現地の医師は1年で十分だと言っているのですが、相場は2年だと聞いていますのでできれば日本で経過観察とワイヤーを外したいと考えています

その場合はどのぐらいの期間、料金がかかるでしょうか?

ちなみに現在虫歯治療が終わり、治療のため1本抜歯した状態です。
矯正の流れとして現地の医師は4本抜歯し、ワイヤー矯正をする方向で治療を進めていくとおっしゃっています。
宜しくお願い致します。

ぽんず 様

4歯抜歯だと一年では治りません。その話がすでにおかしいです。帰国される事がわかっている場合、そちらの医院での治療費は返金されるのでしょうか?トータルで考えると損になるかもしれません。

その国にもよりますが海外のほうが治療費が安い事が多いです。しかし、日本人の歯や骨格などを理解して治療してくれるか?どうかわかりません。もちろん白人とは違います。

日本の矯正歯科医院で継続するという事は可能ですが、すでに歯を動かす治療が終了してリテーナ(保定装置)になるまでになっていればそれほど追加費用は必要がないと思いますが、もしワイヤーが入った状態での帰国だとかなりの費用が請求されます。まず、現状を把握するために検査は必ず必要になります。何も調べなくて海外からの転院されてきた方を治療するというのはありえません。歯科医にとってリスクがあるからです。さらに使用している装置が日本で使用している物と異なって入れば付け替えが必要になります。そうするとさらに費用がでます。実際には同じ装置を使用している例は少ないです。

私が海外からの帰国者を数名ですが治療した経験では、すべて再治療となりました。帰国することを考えてか、かなり雑な治療を受けていた方もいました。そういった場合は日本で最初からはじめたのとまったく同じ費用がかかります。

その先生に日本人の歯科医に懇意な方がいてネットワークが築かれているいうような特殊な例であればよいと思いますが、それ以外はおやめになった方が無難です。

日本に帰国してから治療をはじめられる事をお勧めします。日本の歯科医の治療技術は高いです。日本に帰国してからよい歯科医院を探されて治療してください。何よりも安全で確実です。
はじめましてぽんずさん。銀座矯正歯科の歯科医の深沢と申します。
ご相談内容拝見致しました。
ぽんずさんのお口の状態がわかりませんので、残念ですが具体的なお話ができません。
ぽんずさんと同様のケースのトラブルは日本でけっこうあります。
ぽんずさんがどちらの国にいらっしゃるかわかりませんが、現地の歯科医師は日本人の顔を知らないので、現地では良好と言われる治療結果であっても日本人にとってはあまり良好とは思えない治療結果で終わることがある為です。

ですから一時的な日本の滞在ではなく日本に帰って来れるようでしたらその時に矯正を行うのが一番良いかと思いますよ。
ご参考になれば幸いです。
いろいろとご心配なことだと思います。
1年でどの程度まで治療が進んでいるかにより
料金も当然変わってくると思われます。
抜歯ケースでもやりかた、症例により1年程度で終わることも
あると思いますので経過観察のみでしたら結構お安く
済むかもしれません。
当院へもあちこちから転医してきていただいておりますが
ケースバイケースという結果になってしまっております。
お答えになっていましたら幸いです。
 海外で矯正治療を開始し、1年後に帰国。続きを日本で行うことにしているので日本での費用、期間について聞きたいとのご質問です。

 海外での費用は現地の医師に聞けばわかるでしょうが、国内での治療についてはお答えするのが難しいです。というのは他院からの転医患者の費用についてきちんと設定している医院はあまりありません。初診時および転医時の口の中の状況、使っている矯正治療の方法や装置の種類、自院の費用設定をもとに費用や期間を設定、または推定するのが一般的です。そうなると訪れる医院で答えが全く違うという状況になるでしょう。もし私があなたに聞かれたら担当医に初診時の資料、診断、治療方針、装置の種類等を送っていただき、」それをみて判断すると思います。ただし、見込みです。実際には帰国時に再度設定することになります。この場合、費用期間だけでなく、可否も判断します。状況によってはお受けできないこともあるからです。

お書きになっている内容からみて少し不安になります。4本抜歯の矯正が1年で大丈夫。そういう症例もあることはありますが、普通に考えると結構ぎりぎりと答えるのが一般的でしょう。何らかのエラー(病気や社会事情での通院困難なども含めて)があれば治療期間は伸びます。担当医には転医後の治療にも一定の責任を持ってもらうべきです。(後医への説明、指示など)またできるなら今の段階から国内での受け皿を探しておくべきでしょう。そうでないと転医時にあなたの治療が宙に浮く可能性があります。このようなことを答えると不安になるかもしれませんが、先のことまで考えて治療を受けることをお勧めします。

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