マスクマンさんの相談

カテゴリ:装置・治療法

上あごのけん引のしくみ

5年生の息子が上あごが劣成長ということでフェイシャルマスクをつけて上あごを前方に引っ張る治療を受けております。
担当の先生によると、骨に働きかける治療のため、引っ張る期間は1〜2年は必要と言われています。
塾などもあってフェイスマスクがつけれるのは、一日のうち合計で12時間程度ですが、最初の時点では上下の歯がぎりぎり被っているところから、半年で前歯先端の前後の距離が5ミリ位になりました。
引っ張って距離が稼げたらそれを維持させないといけないので年単位での使用が必要と聞いたのですが、やり続けることによってこの先この距離はどんどん開いていくのかと少々不安になってきました。

引っ張り続けても前後差はある一定のところで止まりますか?
距離を稼ぐ期間と維持させる期間は担当医が意図的にゴムの強さなどで調整していくものなのでしょうか? ちなみに今は500グラムのゴムを使っています。
教えていただけると助かります。よろしくお願いします。

読ませて頂きました。

一つわからない記載があります。
“前歯先端の前後の距離が5ミリ位になりました。”
というのは少し上の前歯が出てきたのでしょうか?出っ歯気味になってきたのでしょうか?

上顎骨前方牽引装置フェイシャルマスクは上顎骨を前方に牽引して上顎骨の前方への成長を惹起させようという目的で使用します。これは骨の位置に関する治療です。逆に歯の位置は二の次です。第一はこの場合は骨です。歯の位置はこの後成長のめどがたった後にブラケットを付けて調整するはずです。それがいつになるかは症例によっても違いがあります。5年生ですと上顎骨の前方への成長はそろそろ終わりになる時期です。そこで先生は1、2年と言われたのだと思います。それは正しいです。

この後13〜15歳で思春期性の成長時期がきます。この時は下顎骨の成長時期になりますからその時再び骨格的な治療が必要かどうか?の判断が必要になります。

息子様は反対咬合でしょうか?反対咬合だと治療は成長とともに行っていきます。少し長いですがそれ以外に方法はありません。先生の指示通り頑張って使用してください。

最終的に治療が成功する事を祈っています。
  • マスクマン(48歳 女性 主婦 )
  • 2016年10月18日21時58分
ご回答ありがとうございます。

そうです。最初は上下の前歯の被さりはギリギリだった(2番目は反対)のですが、マスクで引っ張るうちに、上の前歯が下の前歯より5ミリくらい前に出て出っ歯のようになってきました。
今の状態が上顎骨が前方に出たからなのか、歯だけが出っ歯になってきたからなのかは正直よくわかりませんが、上の歯が5ミリ前に出たことによって上下の奥歯がかみ合わなくなりました。

先生にお伺いしたいのですが、牽引を続け上顎骨の成長が促されてきた場合はどの部分にどのような形で効果が表れますか?
息子のように出っ歯気味になるのでしょうか? 先生からのご回答に、「わからない記載があります。」とありますので、上顎骨にけん引の効果があっても出っ歯気味にはならないのでしょうか?

今はオーバージェットが5ミリほどですが、先生ならどのくらいになるまで継続されますか?
これ以上どんどんオーバージェットがひどくなってもいいのか(出っ歯が進んでもいいのか)不安になり相談させていただきました。よろしくお願いします。

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