(神奈川県 38歳 男性 会社員のQ &A)

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昨日差し歯が外れ、土台の部分が浅く弱くなっている為土台の部分を引き上げて(矯正)、芯になる部分の穴を今より更に深くあける治療が必要と言われました。セラミックで歯を作ると合計で20万円のところ5万円割引15万円になると言われました。治療内容は最先端だと言われましたが本当に有効でしょうか?また治療金額はこれぐらいでしょうか?
昨日差し歯が外れた為近くの歯科へ行きました。
そこで、土台の部分が浅く弱くなっている為土台の部分を引き上げて(矯正)、そこに芯になる部分の穴を今より更に深くあける治療が必要と言われました。
金額は矯正に約10万円かかる。また矯正後取り付ける物、歯等をセラミックにした方が今回の様な外れてしまう際に、土台になる部分が破損する前に差し歯の方が破損し安全であるとも言われ、通常の差し歯ではまたすぐに外れ土台を壊すといわれました。セラミックで歯を作ると更に10万円。
以上の様なことを言われ最後にセラミックで歯を作ると合計で20万円のところ5万円割引15万円になると言われました。
治療内容は最先端だと言われましたが本当に有効でしょうか?また治療金額はこれぐらいでしょうか?

[神奈川県 38歳 男性 会社員]

あなたの歯の症状は歯根破切といいます。折れた歯を矯正治療を用いることで抜歯をせずに保存するのです。 当然残った根は短く強度が不足してしまいます。
強度が不足した根にそのまま差し歯をしてしまうとすぐに破切してしまう危険性が高いので根を補強するために土台を入れます。この土台の材料が重要となります。
健康保険適用の土台は銀かプラスチックのため強度が弱いです。したがって、グラスファイバーをつかったファイバーコアが必要です。なぜならファイバーコアの弾性係数は歯とほぼ同じなため歯に力がかかったときにコアに異常な圧力がかからないのです。 ものが破損する現象は、一点に強い力がかかると破損するのでファイバーコアを用いることにより一点に強い力がかかるのを分散させるのです。
現状の健康保険診療制度では混合診療は禁止されておりますので、土台のみ自由診療、差し歯を保険材料という選択枝は不可能となります。
また、15万円という診療費用は適切な診療費用とおもいます。(なぜなら、その歯を抜歯して両隣の歯をブリッジにしてもインプラントにしても15万円では同じ満足度の得られる結果はないでしょう)