小児矯正 治療後・アフターケア(東京都 28歳 女性 OLのQ &A)

カテゴリ:小児矯正 治療後・アフターケア

小学生のときに大学病院で矯正を始め、中学卒業くらいまで通院していました。その後歯並びがまたずれてきたため19歳のときに同じ病院で再治療を行いました。しかしここ数年また前歯が上下ともがたがたしてきて、家族からも指摘されています。再度治療することを検討していますが、前回の治療から10年近くたっている場合でも最初の病院で相談した方がよいのでしょうか?
小学生のときに大学病院で矯正を始め、中学卒業くらいまで通院していました。その後歯並びがまたずれてきたため19歳のときに同じ病院で再治療を行いました。しかしここ数年また前歯が上下ともがたがたしてきて、家族からも指摘されています。再度治療することを検討していますが、前回の治療から10年近くたっている場合でも最初の病院で相談した方がよいのでしょうか?カルテや資料がまだ残っているのかも気になります。また、治療を何度も繰り返すというのは一般的なことなのでしょうか?

[東京都 28歳 女性 OL]

小児矯正 治療後・アフターケア

矯正治療は、歯に力が加わると歯は移動することを利用して行われます。
このことは、きれいな歯並びになった人も歯に力が加わると歯は動くということです。矯正治療は魔法ではありませんから、治療終了して歯がきれいに並んだ後も、その新しい歯の位置が周囲の軟組織や筋肉に順応する間、保定装置(リテーナー)の装着が2〜3年間必要です。一般的には1年間は一日中使用が義務づけられています。
保定が終了した後でも、1〜2割の人を除いては、歯は少しの後戻りをします。
治療前のデコボコの状態が大きいほど戻る量も大きくなりますし、前に出ていた歯は前に、後ろに隠れていた歯は後ろに動きやすいものです。そのため、治療終了後も歯が動いていないか定期的に担当医の診察を受けなくてはなりません。そうして、歯が動いてきてれば、早い時期にそれに対応した処置をしてもらうと、安定した歯並びを維持していくことは可能です。
たとえば、がんの手術を受けた人が、その後ガンの転移がないか定期健診に行くのと同じです。きれいな歯並びになったから、後はほったらかしにしてデコボコの量が大きくなってから治そうとすると、再治療にも時間がかかることになります。再治療しても、歯が動きやすいということは、再々治療の後は定期的にリテーナーを使い続けるか、固定式のリテーナーを歯に付け続けておくと歯は動きません。はじめに治療した病院の方が、最初の状態がわかっていて、どのように戻るかが予測できますし、料金も安く済むと思います。