その他 医院選び・転院(東京都 35歳 女性 自営業のQ &A)

カテゴリ:その他 医院選び・転院

ロンドン在住です。現地の矯正医に相談したところ抜歯本数が上下の歯で異なるかもしれないとのことで、問題がないか気になります。また、来年日本に帰国予定ですが、矯正装置(ブラケット)の付け替えは必要なのでしょうか?
ロンドン在住で矯正を考えています。こちらの医師に相談したところ、抜歯2〜4本、ブラケット2年、リテーナー1年との見通しでした。
相談は2点あります。
1.より込み合っている下の歯だけ2本抜歯し、上より本数が少なくなるのは、将来的に問題がありますか?
2.ブラケットは、透明なプラスチックの外側につけるものを薦められています。日本の矯正歯科のサイト等でも同じようなものを見ますが、全く同じかはわかりません。1年くらいのうちに帰国になる可能性が高いのですが、ブラケットが全く同じでないと日本で付け直しになってしまうのでしょうか?

[東京都 35歳 女性 自営業]

その他 医院選び・転院

1.「歯の本数」が上下で異なることよりも、最後方の歯が上下できちんと「噛めているか」の方が重要です。
現在の噛み合わせ、歯並びの状態が把握しきれませんが、凸凹や悪い噛み合わせでいるよりは、きちんと矯正治療することによって歯が長持ちするよう、健康なお口になることでしょう。
矯正治療の経験がきちんとあり、患者さんの評判の良い医院(先生)であれば、そういったこともちゃんと考えて治療してくださるはずです。
一般歯科(虫歯や入れ歯の医院)の先生が片手間に矯正治療をされることもあるようですが、「かみ合わせ」よりも「見た目」重視で治療されることもあるようですので、専門医のもとで治療されることをオススメいたします。
日本では「日本矯正歯科学会 認定医」というものが先生を選ぶものさしの一つになります。

2.基本的に、日本と海外の矯正の装置の材質は同じものです。しかし、欧米人とアジア人では歯の大きさ、アゴの骨の大きさも異なることから、使用するワイヤーのサイズが異なるのが現状です。
日本では、海外よりも細めのワイヤーを使用することが多いため(そうでない先生もいらっしゃいますが)、材質は同じでもワイヤーが入る部分(スロットといいます)のサイズが違うのです。
私は、海外で装置をつけて転医されてきた患者さんは基本的に装置を付け替えさせていただいております。その方が残りの治療の効率も良くなり、治療期間の短縮にもつながるのです。ほとんど、治療が終わりかけの状態で来院された場合は、装置を付け替えずにそのまま治療を進めることもあります。