中高生のマウスピース矯正について

10代のお子様の歯並びが気になったら…。

中学・高校の6年間は、子どもから大人へと顔立ちが変化していく時期です。
学校の歯科検診で歯並びを指摘されたり、虫歯治療の後に歯科医院で歯列矯正を勧められた場合のチェックリストをご紹介します。

治療の開始時期

小児矯正は、お子様の歯並びのタイプによって適した開始時期が異なります。しかし、中高生ともなると、できる限り早い治療の開始がいいでしょう。この時期に治療をする最大のメリットは、骨格の成長に合わせた治療ができるという点です。

今回は、中学生・高校生の矯正治療でアメリカ型のマウスピース矯正を選ぶメリットと留意点をご紹介します。

マウスピース矯正とは…?

マウスピース矯正とは…?

歯列全体を透明なマウスピースで覆い、定期的にマウスピースを交換して歯を少しずつ動かしていく矯正治療の方法です。
アメリカ型のマウスピース矯正は2週間に1回マウスピースを交換するのが一般的でしたが、装置の改良により交換時期の短縮が可能になりました。
特に10代は歯の動くスピードが早いので、1週間に1枚の交換でも適切な治療が行えるケースが増えています。
この改良により、中学生、高校生の歯列矯正で使用する矯正装置の選択において、マウスピース矯正の優先順位が上昇しました。

中高生で歯列矯正するメリット

【1】大人になってからでは得られない治療効果

特に下顎の成長に良くない点が見られる場合は、矯正治療を通じて骨の成長をコントロールすることができます。アメリカ型のマウスピースは、10代で起きる骨の成長期に下顎を前方に移動させるメカニクス作用が新たに追加されました。
これは、矯正装置を選ぶポイントとしてメリットが増えたと言えます。

【2】思春期の自尊心に与える影響

思春期の自尊心に与える影響

10代の多感な時期は心理的な影響を受けやすく、心理的な成長が、その後の性格形成や自尊心などに大きく影響を与える場合があります。
学校生活、部活動、習い事などで常に集団生活をしている中高生は、自分の容姿が人からどう見られているかを気にする傾向があり、友達と一緒にいて楽しい時間を過ごしているときでも、歯並びにコンプレックスがある場合、思いきり笑顔になれない、写真に撮られるときに口元を気にして不自然な表情になってしまう…。
こうしたことがきっかけで、お子様が本来持つ伸びやかな個性が損なわれてしまうのはとても惜しいことです。

大切なお子様が多感な年ごろを迎えたら、一度歯並びの悩みについてじっくり話し合ってみてはいかがでしょうか?

通院できるか分からない

矯正治療は1〜2年の通院期間が必要になります。
虫歯のように数回で終わるわけではないので通い続けられるかを不安に思い、矯正治療を後回しにしているという声も聞きます。
従来の方法と比べて通院の頻度が少ない治療方法もあるので、部活に忙しいお子様や、近くに矯正治療を受けられる歯科医院がなく、遠方での通院を考えているお子様・保護者の方でも矯正治療を始めやすい環境が整ってきました。
以前は1ヵ月に1回の通院が必要だったので、お子様が熱を出したり保護者の方が仕事で付き添いができずキャンセルとなってしまった場合、次回の予約がさらに1ヵ月後になってしまうなどということもありました。
しかし、3〜4ヵ月に1回の通院で良いのであれば、通院の負担が少なく、急なキャンセルとなってしまった場合でも治療期間が長引くという影響も少なくて済みます。

矯正装置を子どもが嫌がりそう

昔の矯正装置は金属を使用したものだけだったので、見た目がギラギラと目立ってしまっていましたが、今は透明などの目立ちにくい装置を採用している歯科医院もあります。
また、透明なマウスピースで歯を動かすマウスピース矯正もあるので、見た目の問題は大幅に解消されていますし、運動部や吹奏楽部に打ち込むお子様でも、装置のことを気にしなくていいので、矯正治療を受けることが可能となりました。

どんな医院を選べばいいのか分からない

中高生の歯並びについての専門知識だけではなく、中高生の生活スタイル、思春期のお子様がどんなことを気にしているかを十分に考慮する歯科医師による矯正治療をお勧めします。

費用が心配

費用が心配乳歯の生え変わりの時期は小児矯正ですが、中高生になると永久歯が生えてきているので成人矯正と同じ治療費用の歯科医院もあります。
ただ、成人に比べ、10代は歯の移動にかかるスピードが早いので、成人に比べて治療期間が短くて済み、調整料金などは結果的に少なくて済む場合もあります。

装置で不衛生になり虫歯にならないか心配

装置で不衛生になり虫歯にならないか心配マウスピース矯正は食事をするたびに装置を外すので、食べかすが歯に残っている状態で装着すると、虫歯になりやすくなってしまいます。
そのため、マウスピースを再度装着するときは、ブラッシングをすることが大切です。
取り外しのできるマウスピース矯正と相性の悪いお子様の場合は、別の装置に変更することで矯正治療のゴールを迎えられます。
そういった面から見ても、マウスピース矯正とそれ以外の矯正治療に対応している歯科医院が良いでしょう。

留意点

ワイヤー矯正に比べて適応症例の範囲がやや狭い

でこぼこの量が多い歯並びの場合、小臼歯の抜歯が必要な場合があります。
その場合は、歯の移動量が多くなるので、マウスピース矯正よりワイヤー矯正の方が向いています。

食いしばり・歯ぎしりの癖がある人には向かない

マウスピースを着けることで、食いしばりや歯ぎしりによる歯の摩耗を防ぐことが可能ですが、奥歯が沈み込んでしまう可能性もあります。
食いしばり・歯ぎしりのマウスピース矯正に詳しいドクターであれば、マウスピースで前歯との調整をするので沈み込むのを予防することができます。

執筆者
青山外苑矯正歯科
院長 : 横谷 浩爾
医院紹介ページ >>

このページの先頭へ

歯の豆知識
  • 新宿矯正歯科 久村 紗耶香先生
  • 渋谷矯正歯科 東海林貴大院長先生
  • 医療法人社団真美会 銀座矯正歯科 深沢真一院長先生
  • 神宮前矯正歯科 斉宮 康寛院長先生
  • アイ矯正歯科クリニック 福井 一美院長先生
  • 日本橋はやし矯正歯科 林一夫院長先生
  • 池袋駅前矯正歯科 小室敦院長先生
  • リボン歯科グループ 高田馬場リボン歯科・矯正歯科 金子 正明先生
  • ピュアリオ 歯科・矯正歯科 慶應三田院 湊 寛明先生