|
矯正治療と虫歯予防 |

|
たしかに、歯並びが悪いとプラーク(歯垢)が溜まりやすく、虫歯や歯周病になる危険性が上がりますが、根本的にはいかにプラークコントロールをしているかということの方が重要度が高いといえます。
つまり、歯並びを改善することは、虫歯や歯周病から逃れられる免罪符を買ったということにはならないのですよ。 |
歯並びが多少悪くても、きちんとした知識を身につけ、デンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシを含めた補助的な手段を用いたプラークコントロールを実行していれば、問題が起きることは少ないということです。
もちろん十分な清掃ができる人でも歯並びは良いにこしたことはありません。矯正治療で歯並びを整えることは、ちょうど都市の区画整理をするようなものです。同じ時間しか磨いていない人同士でしたら、歯並びが整っている人の方がプラークコントロールは結果としてやりやすくなりますし、虫歯や歯周病になる危険性を確実に下げてくれるでしょう。
歯並びの良い人でも虫歯や歯周病になりますし、「まず、プラークコントロールありき」で、次に環境を整える因子として矯正が存在します。あたりまえのようですが、虫歯や歯周病を予防するのは、矯正治療ではなくプラークコントロールなのです。 |
|
親知らずが生えると歯並びに影響する?! |
下の親知らずが生えてきたので、前歯が乱れてきたと感じられる方は多くいらっしゃると思います。でも、親知らずと前歯は歯列の中でもずいぶん離れてますし、歯が生えてくる力によって一旦できあがっている噛み合わせが本当に変化してきているのでしょうか?気になりますね。
そもそも歯はいったいどれ位の力で生えてくるのでしょうか?
|
 |
 |
歯が生えてくる力というのは、一般の人が想像しているよりずっと弱いものなのです。例えば、もし生えてくる途中の永久歯に10円玉をずっとのせていたら、萌出はそこで止まってしまうかもしれません。
|
 |
| 乳歯と交代して永久歯が生えてくるとき、もしスペースがなければ歯は当然適当な場所に顔を出していくしかありません。しかし、一旦出来上がった永久歯列に対して、いくら親知らずが水平方向に埋まっているからといって、その萌出力がすでに生えている臼歯を前に押し出して、結果として前歯の歯並びを悪くしてしまうということは、考えにくいと思われます。 |
一番考えられる原因は、親知らずが生え始めたことによってお口の中に異和感を覚え、鏡で自分のお口の中を以前より観察するようになったということです。その時にもともとあった前歯の乱食いを強く意識し始めた可能性が考えられます。
人間は何か悪いことがあると、本能的にその理由を求めようとします。親知らずはもしかしたら、多くの場合、ぬれぎぬをきせられていたのかもしれませんね。
局所的な原因として、親知らずが虫歯になっていたり、まわりに炎症があったり、親知らずにかぶっている歯肉を噛みこんでしまっている場合は、状況に応じて対処していくべきでしょう。 |
 |
 |
| 治療後の状態 |
|
| |エピソード I |エピソード II|エピソード III |エピソード IV |エピソード V | |