エピソード?〜ビーバーちゃんって「あだな」なんです〜

エピソード I |エピソード II|エピソード III |エピソード IV |エピソード V |
私は、友達からビーバーちゃんって呼ばれているのですが、昔はかわいくて好きだったあだなも最近はそう呼ばれるのがなんとなく憂鬱なんです・・・・。だからいつもは、意識して口を閉じるようにしています。食事中に時々口から物がこぼれてしまうことがあるけど、奥歯では普通に咬んでいて、特に問題はないです。

14歳 中学生 Bさん
治療前の状態
叢生(乱食い)もなく、奥歯の噛み合わせも正常に近い状態です。

横から見ると口元が少し出っ張っている感じです。

骨格の不正と矯正治療


 矯正治療では、まず患者さんの骨格を見ていきます。骨格を見るといわれてもピンとこないかもしれませんが、要は、顔を見てその中に占める歯の三次元的な位置関係を考えているのです。

 ヒトの顔は、おおまかにいうと3階建てでできています。上顎、下顎、頭蓋骨という3層構造の中で、その基準となるのは頭蓋骨です。建物と異なり3階が基礎となっているわけです。その基準にそって1階(下顎)と2階(上顎)がのっかっていますが、それぞれの大きさ形は個人差があります。
この考え方から1階と2階をそれぞれ「標準」「大きい」「小さい」とタイプ別に分けると(大雑把にいえば男性の身長で160cm、170cm、180cmという感じです)下の図に示すようにすべてのヒトはこの9つの中のどれかのタイプに属すということになります。
歯列は1階と2階にそれぞれ独立しておかれているわけですから、お口の中では同じように見える上顎前突(いわゆる出っ歯)の患者さんでも、実際は上顎の骨が優性というよりも下顎の骨が小さいために前突が生じている場合もあるのです。

矯正治療ではまず、歯並びの悪さ(乱食い状態)の除去があるわけですが、顔の中でどこに歯列があるべきか?というアプローチも同時に考慮しています。患者さんの鼻から下を透明人間としたら、その患者さんにとって理想的な上下歯列の位置が特定の場所に存在するはずです。矯正治療は、その位置になるべく近い場所に歯列を並べようを考えるわけです。

したがって、歯並びが悪くない(乱食いではない)から矯正治療の対象にならないとうわけではないということが、おわかりいただけると思います。

Bさんの場合は、主に上顎が優性で、上下歯列は理想的な位置より前方へ出てきてしまっています。前方に出すぎてしまった前歯を奥へもっていくことは、同時に歯槽骨も改造されるわけですから、ベースとなっている上顎骨がやや大きくても、歯を移動させることによって、カモフラージュすることになります。

Eライン 軟組織の審美

「復顔術 」をみなさんはご存知でしょうか?犯罪捜査などで乾燥頭蓋から生前の顔を再現していくものです。できあがった顔は非常に再現性が高いといわれています。これはヒトの顔つきは、骨格の形が決定的な要素となっているということを意味しています。ここで重要なのは、歯も生体の硬組織として骨格形と同等の立場にあるということです。
例えば、Bさんのケースは、歯の位置が前突しているせいで、周囲の筋に緊張感を与え、また物理的にも口元の突出を作ってしまっています。

このような状態を定量化する簡単な方法に「Eライン(esthetic line)」があります。
日本人のEラインは、通常下唇が平均2mm程度重なるといわれています。
矯正治療が結果を出せば、口元の軟組織はより理想へ近い方へと動いていき、同時に周囲の筋の緊張も解消に向かうと思われます。

治療後の状態
エピソード I |エピソード II|エピソード III |エピソード IV |エピソード V |

このページの先頭へ

  • MIENAI矯正歯科 三浦和輝先生
  • 渋谷矯正歯科 東海林貴大院長先生
  • 医療法人社団真美会 銀座矯正歯科 深沢真一院長先生
  • 神宮前矯正歯科 斉宮 康寛院長先生
  • アイ矯正歯科クリニック 福井 一美院長先生
  • 横浜駅前歯科・矯正歯科 湊寛明先生
  • 日本橋はやし矯正歯科 林一夫院長先生
  • 池袋駅前矯正歯科 小室敦院長先生
  • リボン歯科グループ 高田馬場リボン歯科・矯正歯科 金子 正明先生