良い矯正治療結果のポイントとは(顔貌・歯並び・噛み合わせ)

良い矯正治療結果の条件

歯科医が考える正常咬合

矯正治療は、「歯並び」だけでなく、「口元・横顔」や、「噛み合わせ」も改善することが大切です。
歯並びや歯の大きさや形、骨格などには個人差があるので、矯正治療後の歯並びは、全ての人が同じになるわけではありません。
悪い歯並びでも、成長の過程で順番に歯が生えて、上下の歯で噛み合ってきた噛み合わせですので、その人のお口の環境や機能に、ある程度適合した状態になっています。

矯正治療はその個人に適合した状態を崩して新しい噛み合わせを作る治療です。ですから、矯正治療後にできあがった歯並び・噛み合わせは、「その人にとっての理想」に近づけるものでなければなりません。

矯正治療のゴールとして重視する8つのポイント(良い歯並びの条件)

機能的で美しい噛み合わせとして、矯正歯科医が重視するポイントをご紹介します。

1.上下の前歯が適切な位置で噛んでいるか(適正なオーバージェット、オーバーバイト)

適正なオーバージェット、オーバーバイト
  • 上の前歯が下の前歯より出ている距離(オーバージェット)が2〜3mm程度。
  • 上の前歯が下の前歯にかぶさっている深さ(オーバーバイト)が、下の歯の1/3(2〜3mm)程度。

2.上下の正中線(midline[ミッドライン])が合っている

上下の正中線
  • 歯列全体が正しい噛み合わせになると、上下の歯の真ん中(正中)が同じ位置にそろいます。

3.上下の歯がきちんと噛み合っているか

奥歯から犬歯の咬合
  • 特に奥歯から犬歯にかけて、上下の歯に隙間ができずにしっかり噛み合っていることが望ましいです。

4.隣の歯との適切な場所に接しているか(コンタクトにズレがない)

コンタクトポイント
  • 歯と歯が接している隣接面(コンタクトポイント)の位置にズレがなく、歯列がそろっているか。

5.歯根が並行(パラレリング)に並んでいるか

歯根の平行性
  • 治療後の歯列をパノラマレントゲンで見たときに、歯根の位置と歯が生えている顎の骨のラインが、できるだけ並行であることが望ましいです。

6.小臼歯までしっかり噛んでいるか

小臼歯の咬合
  • 小臼歯は2つ山のように尖った部分があります(咬頭)。できれば舌側の咬頭が噛んでいることが望ましいです。ただし、もともとの患者様の歯並びや歯の形等、症状によって対応できない場合があります。

7.顎関節に負担のない噛み合わせ(ICPとRCPの著しいズレがない)

負担のないかみ合わせ
  • 顎の関節に負担がかからない自然な位置で、上下の歯がしっかり噛み合っていることが望ましいです。
    上下の歯と一番接触していて咬合が安定している歯列の位置(咬頭嵌合位/ICP)と、顎関節が無理なく納まるときに噛み合う場所(後方歯牙接触位/RCP)に著しいズレがあると顎関節症のリスクがあります。

8.バランスのとれた横顔・輪郭

治療前後の比較
  • 鼻や唇、顎の位置は歯並びに影響をうけます。
    お顔の輪郭のバランスが改善されるように治療計画をたてることが望ましいです。

院長 : 星隆夫
資料提供
星歯科矯正
院長 : 星 隆夫

このページの先頭へ

歯の豆知識
  • 新宿矯正歯科 久村 紗耶香先生
  • 渋谷矯正歯科 東海林貴大院長先生
  • 医療法人社団真美会 銀座矯正歯科 深沢真一院長先生
  • 神宮前矯正歯科 斉宮 康寛院長先生
  • アイ矯正歯科クリニック 福井 一美院長先生
  • 日本橋はやし矯正歯科 林一夫院長先生
  • 池袋駅前矯正歯科 小室敦院長先生
  • リボン歯科グループ 高田馬場リボン歯科・矯正歯科 金子 正明先生
  • ピュアリオ 歯科・矯正歯科 慶應三田院 湊 寛明先生