インプラントを使った歯周病患者に対する矯正治療

この患者様は、重度の歯周病により噛みあわせが悪くなり、上の前歯が著しく突出した状態でした。

上の前歯については重度の歯周病により、顎の骨(歯槽骨)の吸収と歯の動揺が著しかったため、保存不可能と診断し、やむを得ず2本抜歯をすることとしました。
抜歯を行った前歯の部分については、抜歯当日に治療用の義歯を装着できるように準備をしておりましたので、治療過程で前歯がないという状態はありませんでした。

治療の流れは、

1.抜歯(上顎前歯2本を抜歯し、治療用の義歯を装着していただきました)

2.矯正治療開始(上顎前歯部にインプラントを埋入するスペースを確保しながら矯正治療をすすめました)

1)インプラントを埋入する位置が決まった段階で、インプラント埋入手術(上顎前歯部に2本埋入しました)

2)インプラント上部構造(セラミッククラウン)を装着

3.矯正治療終了

治療期間は1年7ヶ月でした。
術前 術前 術前
術後 術後 術後
治療終了時の写真をみていただくとおわかりだと思いますが、著しく突出した上顎前歯の改善により、お口元の突出感が除去され、大変美しい横顔のラインをおつくりすることができました。

また、歯並びだけではなく、歯周病の治療もおこなっておりますので、歯ぐきの状態も改善しております。特に下の前歯の部分では、歯並びが治ったことで清掃もしやすくなり非常にひきしまった良い状態となりました。

歯周病の治療は、医院のケアだけで改善することは難しく、患者様にもご自宅でのケアを頑張っていただくことで良い結果があらわれます。
今回は、治療が終了し審美的な改善が得られたことで、患者様の予防歯科に対する意識が向上されました。また、歯周病・インプラントともに、今後メインテナンスをしやすいお口の環境を得ることができ、患者様にも大変喜んでいただけました。
資料提供
阿佐谷矯正歯科医院
院長:國井 明美先生

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