著しい上顎前突・過蓋咬合 成長を利用した非抜歯症例

矯正歯科の総合サイト。矯正歯科の治療説明、著しい上顎前突・過蓋咬合 成長を利用した非抜歯症例について紹介しています。「永久歯が全部生え揃わないと矯正はできない」と 思っていらっしゃる方も多いようです。

公開日:2019/10/01  更新日:2021/11/16

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■目次

  1. はじめに
  2. 術前
  3. 術後
  4. お口元の変化
  5. 矯正治療の開始時期

はじめに

この患者様は、初診時は上顎前歯の著しい突出が認められ、側貌においては口唇を閉鎖しても
前歯が見えてしまっている状態で、お口元の突出感が認められました。
また、咬み合わせが深く、下顎前歯が上顎の歯肉に咬みこんでいる状態でした。

成長のピークを迎えられる前に矯正治療をご希望なさいましたので、下顎の成長を利用し下顎を前方に誘導し、また、歯列弓側方拡大と大臼歯遠心移動(大臼歯を奥に移動させること)により抜歯せずに治療を終了することが出来ました。

第二大臼歯の萌出が遅かった為、治療期間は4年と5ヶ月でした。

術前

術前

術後

術後

お口元の変化

お口元の変化

矯正治療の開始時期

矯正治療の開始時期について、よくご質問を受けます。

「永久歯が全部生え揃わないと矯正はできない」と思っていらっしゃる方も多いようです。
成人になってからでも矯正治療は可能ですが、この患者様のように成長期に治療を開始なさることによりさまざまな治療法を選択でき、抜歯の可能性を低くすることができます。
治療方法・治療結果は、患者様によって個人差があります。

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