セラミック製もある? 歯の矯正で使われる「ブラケット」とは

ブラケット矯正と聞いてどんなものかイメージできますか? ブラケット矯正は、表側矯正の場合は口を開けたときに歯の表側に見えるので、見たことがある方は多いかもしれません。 今回はブラケット矯正について詳しく解説していきます!

ブラケット矯正とはなんだろう?

ブラケット矯正とはなんだろう?

ブラケット矯正とは、ブラケットと呼ばれる金属やセラミックでできた小さい装置を歯の表面又は裏側に装着させて歯並びを矯正する治療方法です。ブラケットは矯正させる歯1本1本に装着させます。ブラケットにワイヤーを通して歯列全体を矯正させます。
バラバラな方向に歯が生えている場合は、歯1本1本にブラケットをつけてワイヤーを通すと、ワイヤーがくねくねと曲がっている状態になります。ワイヤーは元の状態に戻ろうとするため、その力で歯が動き矯正されていくという原理です。

ブラケットによって歯が動く仕組み

「歯はどのように動いていくの?」

矯正したい歯にワイヤーで力をかけることで、歯の周りの組織が少しずつ変化していきます。歯茎に埋まっている歯の根っこの部分の周りは歯根膜[しこんまく]と呼ばれる膜で覆われています。そして、歯根膜の外側には歯槽骨[しそうこつ]と呼ばれる骨があり、歯の周りの組織が成り立っています。

ブラケットによって歯が動く仕組み

たとえば歯を右側に動かしたい場合、どのように歯が動く仕組みなのかを説明します。矯正したい右の方向へと力を加えることで右側の歯根膜が圧迫され、圧迫された側の歯根膜が歯槽骨に吸収されていきます。その分歯は右側に移動できます。一方、左側は歯根膜が伸びて左側の歯槽骨と歯根膜には大きくスペースができます。そのスペースを埋めるために左側の歯槽骨は細胞を作り出し、新たに歯槽骨が形成されます。この動きにより、歯が移動していくのです。個人差はありますが、1ヶ月で歯が移動するのは1ミリ程が目安です。

まとめ

ブラケットがワイヤーに引っ張られることで、その方向に力が加わります。その力はブラケットがついている歯に伝わり、ワイヤーが引っ張られる方向へと歯が動くのです。

いろいろ種類がある! ブラケットとワイヤーの種類

ブラケットやワイヤーにはさまざまな種類があるのをご存知ですか? 矯正装置が目立つのが嫌な方は矯正していることが分かりづらいように工夫ができます。主な矯正装置の種類を説明します。

メタルブラケット

メタルブラケット

金属でできているブラケットです。金属アレルギーになりにくいチタン合金などでできています。口を開けると金属が目立ちますが、審美ブラケットに比べて小さく耐久性があります。

透明色や白色の審美ブラケット

透明色や白色の審美ブラケット

透明なプラスチックでできているブラケットや、白色のセラミックでできているブラケットがあります。それぞれメタルブラケットに比べると目立ちにくいですが、強い力により欠けてしまう恐れもあります 。メタルブラケットに比べると比較的ブラケットが大きくなる場合があります。

歯の裏側で矯正するリンガルブラケット

歯の裏側で矯正するリンガルブラケット

歯の裏側に付けるメタルブラケットです。歯の裏に装着するので、まわりの人に矯正していることが分かりづらいです。歯の裏に付けるため喋りづらさが出てしまう場合もあります。

白いワイヤー

白いワイヤーブラケット矯正で用いられる金属のワイヤーを白くコーティングしたワイヤーです。白く目立ちにくいですが、コーティングがはがれてしまう場合があります。気になる時は交換する処置が必要なため費用がかかる場合もあります。

ブラケット周りにかけるカラフルなゴム

ブラケット周りにかけるカラフルなゴムブラケットとワイヤーを固定する方法は装置により異なりますが、ブラケットをワイヤーと結びつけるために、小さなゴムをかけるタイプの装置があります。ゴムにも色付きのものがあり、ブラケット周りにかけることによって、画像のようなカラフルなブラケット矯正装置にすることができます。見た目がカラフルで可愛らしいと、楽しく歯列矯正することができるかもしれません。

ブラケット矯正の治療期間や費用

ブラケット矯正の治療期間の目安は歯並びにより個人差があるのですが、約1年〜2年ほどで歯列が揃っていきます。きれいに揃ったら装置を歯から外し、歯を動かす治療は終了します。そして、歯並びをキープさせるために保定装置(リテーナー)をして安定させて保定の治療を約1年ほど行います。トータルで考えると目安として約3年ほどでブラケット矯正は終了します。
※治療の期間には個人差があります。

「なぜ? 人によって矯正の進み具合に差が大きく生まれるの?」

不正咬合の具合によって治療の進み方に差があります。たとえば、上下の歯が全く噛み合わない場合や、傾きが大きい場合などは 、歯をたくさん動かさないといけません。また、抜歯を伴うケースでは抜歯を終えてから矯正に入ります。そのような場合は治療の期間が延びる場合があります。

ブラケット矯正の費用の目安※

メタルブラケット 600,000円〜1,000,000円程度
審美ブラケット 700,000円〜1,000,000円程度
リンガルブラケット(上下裏側矯正) 800,000円〜1,200,000円程度
(ハーフリンガルといって上顎だけ裏側で矯正できる医院もあります。その場合は上下裏側矯正するよりも費用を抑えることが可能です。)

※上記の料金は目安です。医療機関や個人の症例、治療方法、地域により異なり都市部は全国平均より少し高く設定されています。

治療期間を短縮できる? 矯正用のインプラントとは

早くきれいな歯並びになりたい! そのように思う方は多いことでしょう。矯正用のインプラントを使用することで治療期間を短くできる場合があります。自分の顎の骨へ6〜10mmほどの小さなネジのようなインプラントを埋め入れてそのインプラントを軸にして歯列を後ろへ引っ張ります。歯を軸にしないでインプラントを軸にするため、引っ張る力が大きくなり期間を短縮できるという仕組みです。

インプラント矯正に関して知りたい方はこちらも参考にしてみてください。


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