床矯正装置とは

樹脂性のプレートと金属ワイヤーつくられた可撤式矯正装置

床矯正装置[しょうきょうせいそうち]のしくみ

床矯正[しょうきょうせい]は、取り外しのできる矯正装置の1つです。
床矯正は、口の裏側、床下粘膜部につけるプラスチック製の床部分(レジン床)と、表側の歯を抑える金属線で作られた入れ歯のような形の装置です。
レジン床に、バネやネジを埋め込むことで、歯を移動します。
乳歯、あるいは乳歯と永久歯の混ざった混合歯列期の不正咬合の処置によく用いられ、永久歯列では補助的矯正装置や後戻りを防ぐ装置として用いられています。

床矯正はドイツで生まれた取り外しのできる矯正装置です。なお、ワイヤーとブラケットを使用した固定式矯正装置のマルチブラケット法はアメリカで誕生しました。

適応症例、装着方法

床矯正は、抜歯をせずに、歯列弓を広げて歯列を整える矯正装置です。患者様の症状に応じて、制作されます。
叢生など、歯列の凸凹の矯正のための「アクティブプレート(写真1)」や、乳歯と永久歯がまだ混じっている混合歯列期の過蓋咬合(上顎の歯が深く下顎の歯にかみ合わせている不正咬合)の治療に使用される「咬合挙上板(写真2)」などがあります。
床矯正装置は、可撤式のため、自分で取り外すことができますが、一日の 装着時間が短いと、なかなか効果がみられません。歯磨きや床矯正装置を洗浄するときなど、一時的に取り外すことは可能ですが、できるだけ長時間(1日12時間以上)の装着が求められます。

主な床矯正装置の種類

アクティブプレート

アクティブプレート

アクティブプレートは、主に歯の凸凹などの叢生や矯正、1〜2本内側に入っている歯を押し出して前歯の整列を目的に、小児矯正でとく使用されます。プラスチックの中に、歯を押し出す力を調整するネジがあります。


咬合挙上板(バイトプレート)

咬合挙上板(バイトプレート)

混合歯列期の過蓋咬合[かがいこうごう]の治療に使用されます。過蓋咬合によって低くなった噛み合わせのを高くしまするために用います。下顎前歯が接触する、お口の中の天井部分、口蓋床部を樹脂で平坦に高く盛り上げたレジンのプレートが特徴です。
臼歯を挺出させ、前歯を顎の骨に押し戻す圧下によって、咬合(上下の咬み合わせ)の高さを上げます。(咬合の挙上)。
また、咬合挙上板(バイトプレート)は、ホーレータイプのリテーナーと似ています。マルチブラケット装置等による、矯正治療、動的治療終了後に、拳上された咬合を保つための保定装置(リテーナー)としても用いられます。(参考:保定用器材 リテーナーとは )

咬合斜面板(ジャンピングプレート)

咬合斜面板(ジャンピングプレート)

過蓋咬合、下顎が後ろに下がっている上顎前突などの不正咬合で、下顎の位置を前方に誘導する目的で用いられます。
上顎に装着する装置で、口蓋に装着してあるプレートは、奥の臼歯部から前歯部に向かって下がる傾斜構造になっています。
お口を閉じて咬合したときに下顎の前歯が、上顎のプレートに接触して、自然に前方へ誘導され、下顎の位置を前方に導かせます。
装着するだけでは、歯を動かす矯正力はをもたず、口を閉じることで矯正力が生じます。患者様の筋の力を使った機能的矯正装置の1つです。


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