口元の筋トレで歯並び改善?知っておくべきMFTとは

口元の筋トレで歯並び改善?知っておくべきMFTとは

お口のトレーニング「MFT」をご存知ですか?MFTとはお口周辺の筋肉を鍛えることで、口元の悪癖を正し「噛む」「飲み込む」「発音する」などの機能改善を目的としたトレーニングのことです。ここではMFTの目的や舌の正しい使い方、舌癖の原因についてご紹介しています。

MFTとは

MFTとは

MFT(口腔筋機能療法)とはお口周辺の筋肉(舌、口唇および顔面の筋肉など)のバランスを整え、正しく機能させるためのトレーニングのことです。 正しい舌の使い方や筋肉の動きを習得することで、リラックス時の舌や唇の位置の改善や咀嚼[そしゃく](噛むこと)、嚥下[えんげ](飲み込むこと)、発音などを整え、呼吸を含めた口腔機能全体の改善を目的としています。

MFTの目的

口のまわりの筋肉が弱くバランスが悪いと舌で前歯が押され、開咬[かいこう](前歯が開いている)や上顎前突[じょうがくぜんとつ](出っ歯)あるいは反対咬合[はんたいこうごう](受け口)といった不正咬合を引き起こすことがあります。また、このような舌の癖があると、矯正治療が順調に進まないことがあるほか、矯正治療後に後戻りを引き起こすことがあります。

さらに、舌の悪癖があると舌の圧力(舌圧)によって歯が押されることから、歯並びが崩れてきたり、歯ぐきや歯を支える骨が弱る可能性もあります。

矯正装置をつけなくとも筋機能療法のみで、ある程度不正咬合が改善する場合もあるため、舌癖をお持ちの方は取り入れるとよいでしょう。矯正治療を成功するためには筋機能療法の併用が必要な場合も多いのです。

MFTのトレーニングの3つの目的

・1 舌の筋肉のカを強くする
・2 唇や頬、口のまわりの筋肉のカをつける
・3 正しい咀嚼(噛む)、嚥下(飲みこむ)、発音を覚える

舌癖[ぜつへき]とは

舌癖[ぜつへき]とはテレビを見ている時や読書をしている時、無意識に口をポカンと開けていませんか?上下の歯の間に舌が出ていたり、飲みこむときに舌をつき出して歯を押すような癖を「舌癖」といいます。

私たちは1日600〜2,000回飲みこむ動作(嚥下)をしています。通常は唇を閉じて舌を上あごにつけ、奥歯を噛みしめ、のどを使って飲み込みます。ところが、舌癖がある方は舌が口の中の下の方や前の方にあり、無意識に歯を押している傾向が強いのです。そして飲みこむときには、さらに押し出す強い力が歯に加わります。

舌癖のある人は口をポカンと開けている時間が長いため、舌が内側から歯を押す力に対して、外側から押さえる唇や頬の筋肉に力がありません。そのため舌癖が原因で出っ歯になったり、歯と歯の間に隙間が開いたり、上下の歯が噛み合わない歯並びになることがあります。また、話をする際は、歯と歯の隙間に舌が入るため、サ行、タ行、ナ行、ラ行などが舌たらずな発音になることもあります。

舌癖の主な原因

・口を開けて息をする鼻の病気(アレルギー性鼻炎、慢性鼻炎、蓄膿症など)
・のどの病気(扁桃肥大、アデノイドなど)
・舌の裏のひも(舌小帯)が短い
・指しゃぷり(前歯に隙間ができ、舌が出やすい)

まずは口元周囲の計測から

まずは口元周囲の計測から

Q:お口の力を測定するのはなぜ?

歯はあごの骨や歯ぐきに支えられています。そして、歯の表側は口唇(くちびる)や頬などに、裏側は舌に守られ、歯の上下は噛むことによって安定されています。このような口腔周囲筋と呼ばれるお口のまわりの筋肉によって歯並びや噛み合わせ、そしてあごの形が決められています。不正咬合の患者さんは何らかの形で、このような力のバランスを崩していることが多い訳です。
そこで「唇の力」「唇のまわりの力」「舌の力」「噛む力」「飲みこむ時の舌の動き」を測定し、今後の治療に役立てるのがこの検査の目的です。矯正治療を行う前に口腔周囲筋のバランスを調べ、歯並びと関わりのある舌の位置や動きを推察します。

Q:MFTはどんな人が受けるの?

1)舌のクセが強い人

舌癖とは、飲みこむ動作(嚥下)をする時に、舌を上下の歯の間にはさんでいたり、舌で上下のどこかの歯を押しつけたりするクセのことを言います。このような飲みこみ方をしていると、舌の力が歯に影響して、歯並びを悪くしてしまうことがあります。この為、矯正の治療期間が長引いたり、治療後歯並びの安定が悪くなることがあります。

2)外科手術をする人

外科矯正を行うと、たった1日で顎の位置と噛み合わせのバランスが変化します。 舌の位置や嚥下の方法など、新しい噛み合わせに合わせてお口周辺の筋肉のバランスを整えるためにMFTが必要なのです。

3)舌の裏のひもが短い

舌の裏のひも(舌小帯)が短いと、舌を上に持ち上げることができないため、舌を前方に出す癖がついてしまいます。

4)指しゃぶり

3〜4歳以上になっても指しゃぶりの癖がぬけないと「開口」や「上顎前突」などを引き起こす原因になることもあります。


このページの先頭へ

  • 新宿矯正歯科 久村 紗耶香先生
  • 渋谷矯正歯科 東海林貴大院長先生
  • 医療法人社団真美会 銀座矯正歯科 深沢真一院長先生
  • 神宮前矯正歯科 斉宮 康寛院長先生
  • アイ矯正歯科クリニック 福井 一美院長先生
  • 日本橋はやし矯正歯科 林一夫院長先生
  • 池袋駅前矯正歯科 小室敦院長先生
  • リボン歯科グループ 高田馬場リボン歯科・矯正歯科 金子 正明先生
  • 見えない矯正歯科医院 大阪オルソ 谷木 俊夫先生