かわいさんの相談

カテゴリ:その他

顎変形症について

相談させてもらいます。私は高校生のときから矯正のために上の歯を1本ずつ計2本抜いて全体的に前に出ている歯を後ろに引っ込める矯正をしています。あと数ヶ月で矯正自体は終わるのですが、今でも口を閉じるのが難しい、力を入れないと閉じれない状態です。それでネットなどで調べたら骨自体が前に出てるからだと知りました。自費で矯正して歯を抜いてしまった場合、大学病院で骨を後ろに移動させる手術(ルフォーやセットバックなど)を受けることは不可能なんでしょうか?

読ませていただきました。

上顎の小臼歯を抜いて治療していると思います。抜いた場所に上顎前歯を後方に移動させる治療をしていますね。歯の傾斜や移動によって上顎前突(出っ歯)の治療をしています。

お気づきのように上下顎骨の前後的な位置関係が問題であれば手術の適応になる場合があります。これは程度の問題があります。明らかに手術が必要な場合と矯正と外科手術との境界線上にあるような場合です。さらに骨格的な問題はなく歯の傾斜に問題がある場合です。

治療前の検査でセファログラム(側面頭部X線規格写真、横顔のレントゲン写真)を撮影したはずです。その分析をみれば骨格性なのかそうではないのかがわかります。まずは担当している矯正歯科医に相談してみてください。骨格はどうだったのか?手術をすれば改善するのか?

外科矯正は今おこなっている矯正治療とは方向性がまったく異なります。担当医にご自身の思いを伝えてください。手術の必要性についても説明してくれるはずです。

治療が成功する事を祈っています。

  • かわい(20歳 女性 学生 )
  • 2018年06月26日19時36分
手術ができると判断された場合、揃ってる歯をまた矯正する必要があるのですか?
あります。現在は上顎前歯を内側に移動しています。しかし、手術となればゴールが変わります。手術を想定した矯正治療になります。場合によっては元に戻さなければいけなくなります。

問題は今の骨格です。手術するほどなのか?どうかです。顎変形症となれば保険でできます。しかし、審美的な改善が目的ではなく機能の問題になります。噛めるようにするというのが目的です。

まずは担当医に相談してください。矯正歯科医なら経験があるはずです。
さいたま市のSilver Lace矯正歯科と申します。

歯科矯正治療の途中や治療が終わった後に、大学病院等で骨を後ろに移動させる手術を受けることは不可能ではないと思いますが、手術には大きなリスクや費用の問題もありますので、「唇が閉じづらい」という理由だけではインプラント矯正等、他の手段を考えるのが一般的かと思います。

まずは矯正担当の先生に「唇が閉じづらく悩んでいる」ということを相談してみるところから始めてみてはいかがでしょうか。ご検討下さい。
かわいさん、こんにちは。
相談内容読ませていただきました。
「今でも口を閉じるのが難しい」とのことですが、その状態は口元が出ている方に特徴的な状態です。
それが、歯の植立方向によるものか、骨格的なものから来るものかはデータが無いのでこの場では判断できませんが、下の歯を抜いて移動量を増やすことが多いのですが、上だけ抜歯をしたとのことですが、骨の厚さが薄くて移動できなかったのか、下の顎が後方に位置している(下顎の成長が悪かった)などの状況が考えられます。
その際に、骨格に問題があるのであれば、骨切り術などのOpeを選択します。

今からですと、保険適応には出来ないかもしれません。また、自費
ですと200万以上かかると思います。(切る箇所によって変わります)

まずは、今の担当医の先生に同じように相談して、必要であれば紹介してもらうのが良いと思われます。
はじめまして。
かわいさんの治療前や現在の各種の検査資料(特に側方頭部X線規格写真)を確認できないので推測にはなりますが、上顎の歯を左右1本ずつ抜歯して前歯を引っ込め、下顎の前歯と咬ませたにも関わらず口元が閉じにくい場合、頭蓋に対しての上顎骨がかなり前方にある可能性があります。
頭蓋に対して上下顎骨のズレが著しく大きく歯列の矯正のみでは根本的な改善が難しく上顎骨の外科手術(ルフォーやセットバックなど)が必要とされる顎変形症と診断されれば、保険治療が適用され矯正費用は25万円ほど、外科手術費用が25〜40万円ほどになる場合があります。
上記のような保険適応の外科矯正治療を行うためには顎口腔機能診断施設として指定されている医療機関(通常は大学病院など)での検査、治療でないといけませんし、ブラケットが表側の金属でないといけないなど制限があります。
一度矯正をしても顎変形症と診断されれば上記の治療は可能となりますので、現在の矯正担当歯科医師と相談して検討していただければと思います。

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