まゆみゆさん(群馬県)の相談

カテゴリ:アフターケア

私は19才から矯正を始めました。
顎が小さく、歯並びもかなり悪くて、親知らずを含め、8本抜歯し7年くらい矯正装置をつけていました。
その後取り外しのできる、リテーナーを上顎に寝ている間と、下顎には左右1〜2番の内側にワイヤーが入っています。
リテーナーも6年目に入ります。いつかは付けなくていい日がくるのかと思っていたので、いつ外れるのか担当医に聞いたら「これはずっと付け続ける」と言われました。
いつもこっちがきかないと、なにも話してくれない先生で一生つけるなんて一度もいってなかったので、不安になってきてしまいました。
リテーナーは一生付け続けるものなのでしょうか?

失礼しました。ずっとサイト見てなかったもので。
「親知らずは抜歯ずみ」でしたね。それなら下顎の固定式リテーナーは不要かもしれませんね。
  • まゆみゆさん[群馬県 32才 女性]
  • 回答ありがとうございます。下顎の固定式リテーナーの件ですが、親知らずはすべて抜歯済みです。それでも必要ですか?
    上も下も取り外し可能なものがあります。ただ、上下取り外し式よりも、片側だけ取り外し式の方が楽ではないでしょうか?下の固定式リテーナーは、少なくとも「親知らず」を抜歯していただくまではつけていただくのが普通です。横向きに生えて来る「親知らず」がその圧力で下前歯に乱排を作るのを防ぐためです。この問題がありますので、下の固定式リテーナーというのはとても重要です。「親知らず」がちゃんと生えてきている患者さんであれば、下の固定リテーナーは、あるいは不要かもしれませんね。
  • まゆみゆさん[群馬県 32才 女性]
  • 回答ありがとうございます。保定期間の重要性よくわかりました。
    もうひとつ気になることがあります。上額は取り外しのできるリテーナーを付けていますが、下額のワイヤーは取り外しができないものです。
    上額のリテーナーだけでは不十分なのでしょうか??普通リテーナーは上、下額とも両方付けるものなんでしょうか??
    まゆみゆさん こんにちは。フォーラム矯正歯科の坂寄と申します。
    リテーナーをつけているこの時期を「保定期間」と申しますが、まず、なぜ保定期間が必要なのか?それは、後戻りがあるからです。一度矯正したら絶対に後戻りは起こらない、ということであれば、この期間は全く不要です。しかし人間の身体のこと、生きている限り何らかの変化は生じます。そこで後戻りを最小限に食い止めるために「保定期間」を設けています。私のところではまず最初の1年間はリテーナーは夜も昼もつけてもらいます。つぎの1年間は夜だけつけてもらいます。更にその後になると、週に1晩だけつけていただいています。この段階では半年か1年に1度おいでいただきますが、扱いは「定期検診」です。このような形でリテーナーをつけ始めて、6年目という方もおられます。10年目の方もおられます。おいでいただくことで、6年後、10年後の予後の安定を見ることができます。リテーナーとは、家につける「鍵」や盗難保険のようなものです。「後戻り」という賊がいつ侵入して来るかわからないからこそ、そうなる前に適切に処置する、それが「保定期間」です。「一生続くのか?」かと言われれば、「それもアリ」です。ただし、患者さんがおいで下さる限り、ということです。そういった意味では矯正治療に終わりはないのです。私はそれが矯正医のあるべき責任、と考えています。

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