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子供の癖と噛み合わせへの影響
矯正治療は、単に歯ならびを良くするだけではありません。かみあわせと顎(顎関節)の位置を十分に考慮し、治療することも重要なことです。 歯のかみ合わせによって決まる位置と顎の関節筋肉によって決まる位置が、ずれてしまう事があります。 (※かみあわせが良いようでも顎に負担がかかっている場合など) まず、顎(顎関節)の状態を良好な状態にしてから、歯の移動を始めることが重要です。 万が一、顎(顎関節)の状態を考えず、歯の移動を行ってしまうと、顎関節症状が発生する場合もあります。
1:かみ合わせ、顎の関節、筋肉、全身の状態の関連を診査します。(筋肉反射テスト)
2:必要によって咬合調整、スプリント療法を行います。
3:顎関節、筋肉を安静にし、正しい下顎の位置を捉えます。
スプリント装着前後
スプリント前よりもスプリント後は下顎が後方位となり、上顎前突となっています。 いいかえれば、スプリント前は習慣的に下顎が前方へ変位していたことを示しています。 かみ合わせ悪くなっていますが、スプリント療法により、顎関節が安定した状態になりました。 この正しい顎関節の位置を基準として、歯の移動(動的治療)を開始します。
資料提供
すずき矯正歯科
院長:鈴木敏正先生