顎関節症がつらい方へ  自宅で簡単!ストレッチ5つ

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顎関節

顎を動かした時に、顎関節部や筋肉に痛みが出たり、音が鳴ったり、かくかくするような感覚がありませんか?
もしかしたら「顎関節症(がくかんせつしょう)」の症状かもしれません。

顎関節症になるとい会話や食事の時に大きな支障が出るかもしれません。
顎関節症の症状を緩和する、おうちでできる簡単ストレッチを紹介します!

監修医師

国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Nature系のジャーナルに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開

顎関節症はこんな症状

顎関節症(がくかんせつしょう)とは、顎の関節部の痛みや音が出て、動きにくくなる病気です。

具体的には、以下の症状が出現します。

・ものを噛んだり、お口を開けると痛みが出る
・お口を開けた時に音(クリック音、稀に捻髪音)が鳴る
・お口の開閉がしにくくなる


顎関節症は、顎の上下の噛み合わせに大きな問題があったり、精神的ストレスや、歯ぎしり、頬杖といった姿勢の問題などによって発生するという考え方があります。

顎関節症がつらい方へ  自宅で簡単!ストレッチ5つ

顎関節症

自宅で簡単にできるストレッチ5つを紹介します。
【参考動画】顎関節症緩和ストレッチとマッサージのやり方を動画で見る

咬筋(こうきん)マッサージ

「咬筋」とはものを噛む時に主に使われ、左右の顎の付け根(耳の前付近)から頬の広範囲にある筋肉です。
グッと咬んで、顎のえらが張る所から2~3cmほど斜め前の場所に、人差し指などの指を当て、円を描くようにマッサージしてみましょう。

また、ストレッチの際には、体が温まっていると筋肉がほぐれやすくなるため、入浴中や入浴後に行うとより効果的と言われています。

側頭筋マッサージ

「側頭筋」は左右のこめかみから頭頂部に広がる筋肉で、かみしめた際にこめかみがぴくぴくと動く位置が目安です。

この部分をマッサージする際には、こめかみ付近に指を当てて軽くかみしめ、筋肉がふくら部分を特定し、人差し指などを当てながら円を描くようにほぐします。

お口のストレッチ

顎関節症を改善するためには、お口のストレッチも欠かせません。

お口を大きく開けるだけでも効果があります。加えて手でお口の両側を押さえながら、上下にお口を大きく開けるようにしても効果があります。※効果には個人差があります。

顎回しストレッチ

顎回しストレッチとは、顎を回していくストレッチのことです。
手順としては、「い」を発音する形を作ったまま、下顎をゆっくり右から左に動かします。

次に、下顎を右下の方向に大きく開いてゆっくりと元に戻し、次に左下に同様の動きを繰り返します。
この流れを1セットとして逆回りでも同じ動作を行い、それぞれ2回ずつ行ってみてくださいね。

開口ストレッチ

「開口ストレッチ」は、指での刺激と口の動きを併用していくストレッチです。

側頭筋マッサージでも用いるこめかみに手を添えたうえで、指は動かさずに顎を左右にゆっくり1回ずつ動かします。
その後、顎を前にゆっくりと突き出し、最後に大きくお口を開けます。この流れを10回繰り返すことを1セットとし、1日5セット行うと効果的といわれています。※効果には個人差があります。

顎関節症はストレッチで治る?

ストレッチのみで顎関節症が完治しないかしれませんが、症状の軽減が認められることもあります。

顎関節症の原因となりやすい、関節円板(顎関節にある軟骨組織で、顎を円滑に動かすクッション)の位置ズレを解消するために、ストレッチで関節の位置を整う可能性もあります。

ミューイングというストレッチ方法も

顎関節症

余談ですが、近年SNS等でも話題になっているミューイングというストレッチは、舌を鍛えるトレーニングとして話題になっています。

直接的に顎まわりを動かすのではなく、舌・姿勢・腹筋に影響があることで、顎まわりへのアプローチとなります。
詳しくは、ミューイングの正しいやり方を3STEPで解説!時間やタイミングもご確認ください。

顎関節症に関するよくある質問(FAQ)

顎関節症の症状や治療についてよくある質問と回答を紹介します。

Q. 顎関節症は放置すると自然に治りますか?

A. 軽度の場合は自然に改善することもありますが、放置すると悪化しお口が全く開かなくなる(クローズドロック)や、顔の歪み、深刻な頭痛・肩こりなど全身の不調に繋がるリスクがあります。

カクカク音が鳴る、痛むといった違和感があれば、早めに専門医へ相談することをおすすめします

参考:厚生労働省

Q.病院に行く場合、何科を受診すればいいですか?

A. 顎関節のトラブルは、歯科医院(特に「歯科・口腔外科」や「顎関節症専門外来」を掲げている医院)を受診するのが最適です。噛み合わせの検査やマウスピース治療など、あごの構造に特化した専門的な治療を受けることができます。

参考:日本歯科医師会

まとめ

顎関節症の兆候が出ていても、ストレッチやマッサージによって症状が軽減するケースもあります。
費用がかからず1日数分のストレッチを続けることで自宅で解決できるかもしれません。

ですが、ストレッチのみで顎関節症を完治させることはできないと言われています。
症状が長引く、強くなっていく、違う痛みや違和感があればストレッチでは改善しない可能性が高いでしょう。

顎関節症は放置するとお口が開かないなど日常生活にも支障が生じかねないものであるため、ストレッチなどの対処法を試してみたうえで、状況に応じて歯科医院で診てもらうようにしてくださいね。

【参考動画】顎関節症緩和ストレッチとマッサージのやり方を動画で見る

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