成人矯正は何歳から?【11~18歳の矯正治療】成人矯正の特徴と治療期間

子どもの矯正「小児矯正」とおとなの矯正「成人矯正」の境は、すべての歯が永久歯に生え変わる11歳から18歳くらいの時期。成人矯正の特徴と成人矯正の治療期間、矯正治療の年齢制限についてご紹介します。

公開日:2019/10/01  更新日:2021/11/18

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目次

  1. 全ての歯が永久歯に生え換わった方の矯正治療
  2. こどもの矯正「小児矯正」とおとなの矯正「成人矯正」の境
  3. ブラケットとワイヤーの表側矯正、さまざまな矯正装置がある成人矯正
  4. 成人矯正の治療期間
  5. 矯正治療Q&A 「矯正治療に年齢制限はありますか?」

全ての歯が永久歯に生え換わった方の矯正治療

こどもの矯正「小児矯正」とおとなの矯正「成人矯正」の境

11歳から18歳くらいの時期になると、もう永久歯に生え換わっている方が多いと思います。
全ての歯が永久歯に生えそろった方は、大人の矯正治療(成人矯正)と同様に歯にブラケットという装置をつけ、その上にワイヤーを通して結んででこぼこを治していきます。

ブラケットとワイヤーの表側矯正、さまざまな矯正装置がある成人矯正

ブラケットとワイヤーのよる矯正治療が成人矯正の代表的な治療方法ですが、最近では目立たない色のブラケット(審美的なブラケット)など様々な種類のブラケットや矯正装置がでてきています。その中からひとりひとりの患者さんの希望にあった装置を選び、楽しんで矯正治療を行っていただけると良いと考えています。
メタル特に学生の方は、受験や部活動、スポーツなど日常のライフスタイルを考慮して、通院しやすい医院や患者さんのライフスタイルを考慮した治療方法を提案してくれる相談しやすい歯科医院で治療されるとよいでしょう。

↑表側矯正装置(メタルブラケット)

成人矯正の治療期間

装置をつけている期間は、歯並びの状態、治療の内容および骨の硬さなどにより個人差はありますが、平均2年くらいとなります。装置装着後の通院頻度は、症状や治療する歯科医院により異なりますが3~4週間に一度のペースです。
歯並びがきれいになって矯正装置をはずした後は、リテーナーを用いてきれいな歯並びをキープする保定治療を行います。この期間は2年くらいで、4ヶ月に一度くらいの来院ペースです。

※治療内容、治療方針は医院や症状によって異なる場合があります。

矯正治療Q&A 「矯正治療に年齢制限はありますか?」

Q: 事情で子供のころに矯正治療はできませんでした。就職したあとなど、いつか治療をしたいと思っていますが、矯正治療に年齢制限はありますか?

A: 年齢的な理由により矯正治療ができなかったことはほとんどないでしょう。歯並びやかみ合わせでお悩みの方は、年齢のことはご心配なさらずに一度、お気軽に相談してみてはいかがでしょうか。お口の健康状態や歯並びの状態などの精密検査をして、矯正歯科医と一緒に、おひとりひとりに合った良い方法を見つけていきましょう。