矯正歯科ネット
矯正歯科治療のドクター選びのポイント

「長い期間、矯正治療に通ったが満足のいく結果が得られなかった・・」というような後悔をしないためにも慎重にクリニックを選ぶ必要があります。矯正治療は「一般歯科治療」と違って特殊な技術を必要とします。まずはクリニック選びで一番大切なポイントは矯正治療を行なうためのしっかりした「診療体系」と「矯正技術」を兼ね備えているかということです。

矯正専門医院であれば矯正治療のためのスタッフ教育がなされ、矯正治療がスムーズに進むと考えられます。また積極的に矯正学会などに参加し、時代のニーズにあった最新の医療情報を積極的に取り入れ、医療技術の向上に努めているので安心して治療が受けられます。矯正専門医院であるか、または矯正専門医の治療が受けられるかどうかは事前に医院のホームページやブログなどを利用して確認しておくことが大切です。

次に大事なポイントが医療を行なうのにふさわしい衛生的で清潔な空間であるかどうかということです。いくら技術的に優れた医院でも衛生的に汚い空間で何年も治療を受けるのは精神的に苦痛を伴います。また、それと同様に医師やスタッフの応対、接客マナーなどがしっかりと教育されているかどうかということも長く通院するうえで重要なポイントとなります。衛生的かどうか、感じの良い接客マナーかどうかはホームページであらかじめ検討するか、実際に医院に行って判断するのが良いでしょう。矯正相談は無料で行なっている医院も多いので気軽に相談の予約をとることができます。

医院の立地条件については自宅や会社からアクセスしやすい場所にある医院であれば通勤、通学の途中で通院できるので比較的に通いやすくなります。「矯正歯科」と「駅名」でインターネット検索してみるか、矯正歯科医院検索サイトなどを利用して探してみるのも良いでしょう。該当する医院があればホームページで最寄の駅やバス停などを確認しましょう。また、ショッピングなどを楽しめる賑やかな環境が近くにある医院であれば毎回の通院が楽しくなります。

料金体系は各医院によって違いがあり、「基本料金」の他に毎回の「調整料」をお支払いして頂く場合と、「基本料金＋調整料（およそ２年分）」すべてを含めた「トータルフィー」でお支払いして頂く場合がございます。どちらも長所短所があり、前者の場合は割安感がありますが、治療が長引くとコストが増大します。後者はかかるコストが明確で安心ですが最初にお支払いする料金の負担（分割）が大きくなることがあります。結果的にお支払いする料金に大きく違いはありませんが、「治療の難易度」や「使用する装置」で料金設定が医院によって大きく変わる場合がございますので治療を受けたい医院で１度お見積もりを作ってもらうことをお勧めします。

まずは治療を受けたい医院に電話をして、スタッフの応対などを確認してみてはいかがでしょうか？

日本矯正学会の認定医であるかどうかは「治療に対する信頼感」としての一つの目安になります。日本矯正学会の認定医になるためには歯科大学卒業後も矯正専門の科で特殊な教育を受ける必要があり、平均５年〜７年かかります。また矯正認定医を維持するためにも定期的に学会に参加し、症例や論文の発表し続ける必要があります。矯正認定医であればまずは矯正治療のベーシックな技術の修得をしていると考えていただいていいと思います。

しかし、認定医のライセンスを持っていなくても優良な矯正医院で修行し、優れた矯正技術をもっている先生もいらしゃいます。まずは治療を受けてみたい医院の矯正相談に行き、自分の歯並びに似た治療例を見せてもらい治療技術を判断してみると良いのではないでしょうか？
また担当医との相性も長い間矯正治療を行なっていく上で重要になります。ホームページやブログなどのツールを利用してあらかじめ自分にあっている先生かどうかチェックしてみると良いでしょう。また女性医師を希望の方は医院に直接電話し女性医師の治療を受けられるかどうか確認をとることをお勧めします。

矯正治療は予約制で行なっている医院がほとんどです。多くの医院では矯正相談の時間を３０分〜１時間の枠をお取りしています。もし相談の時間を遅刻した場合は次の患者様の予約のために満足に説明を受けられない可能性があります。遅れそうなときは前もって医院に連絡し、現在の状況をお伝えすることをおすすめします。矯正治療は患者さまと長いおつきあいとなります。もしかしたら途中でなげだしたくなることがあるかもしれません。根気よく通院して頂くことが、良い治療結果に結びつきます。是非頑張って下さい！