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矯正歯科治療のドクター選びのポイント

まず、自分の歯並びに何かしらの問題を見つけたり不安なことがあって、矯正歯科にかかりたいと思ったら、きっと現代なら誰でもインターネットで色々なサイトをチェックするでしょう。もちろんこのページを読んでいるあなたは今矯正歯科を探しているところでしょう。
私は渋谷のCS矯正歯科クリニックで院長をしていますが、できるだけ全国の患者さんの助けになるよう一般的な視点で簡単なポイントを7つ挙げてみました。
クリニック選びのポイント

ポイント1
クリニックのHPにアクセスしてみましょう。このとき、必要事項はサイトの奇麗さや情報の多さも必要かもしれませんが、最低限の情報つまりクリニックの場所や電話番号、地図が分かりやすく載っているを確かめましょう。

ポイント2
電話応対をチェックしてみる。矯正治療期間中には何度もクリニックに電話をする機会があるはずです。電話応対はクリニックのスタッフ教育が十分されているかの大きな判断になります。このとき自分の歯並びの問題などは電話で説明しても相手には良く伝わりません。まずは初診のアポイントをとってみて単純な電話応対に不備はなかったかをチェックしてみましょう。

ポイント3
実際にクリニックにいってみる。近頃は何でも便利になってきて、インターネットにアクセスするだけで色々な用事が済ませる世の中になってきました。でも、矯正治療はインターネットにアクセスするだけでは受けることはできません。実際に患者さんがクリニックに行かなければならないのです。HPと実際のイメージがかなり違うということは皆さんも必ず経験があるはずです。陰湿な暗いイメージのクリニックはだれでも避けたいと思うでしょう。クリニックは明るく清潔であること、また交通のアクセスがよく長年通いつ続けられる立地条件かをチェックしてみましょう。

ポイント4
(クリニックに行ったら)スタッフをチェックしてみる。みんな一生懸命に働いているか?サボっているスタッフはいないか?髪や爪は清潔で感 じよく専門的な知識で患者さんに応対しているかどうか?矯正治療に限らず患者さんがクリニック内で過ごす時間は実際はドクターと接している時間よりも衛生士や受付などにスタッフと接している時間の方が長いかも知れません。スタッフと気持ちよくやり取りができるクリニックを選びましょう。

ポイント5
問診票をチェックしてみる。どこのクリニックでも初診を受ける前には患者さんのインフォメーションが必要です。この問診表が患者さんとドクターをはじめて結びつけるものなのです。(問診票は項目を飛ばすことなく正直にできるだけ詳しく書きましょう)歯並びに関係する多くの質問が分かりやすく聞かれているか?をチェックしてみましょう。

ポイント6
初診時に患者さんの歯並びの問題点を的確にかつ分かりやすく説明してくれたかどうか?を確かめる。誰でも初めての場所に行ったり初対面の人、ましてやドクターに会うと少しは緊張してしまうものです。これはお家に帰ってもう一度振り返ってみた方が良いかもしれません。患者さんの歯並びの問題点についてできるだけ難しい専門用語を使わないで、誰にでも分かるように説明する。これこそドクターの長年の経験と技術のがものを言うところです。(ただしレントゲンや模型分析を行わないと初診のカウンセリングで全ての情報を手に入れるということは難しいこともあります。)

ポイント7
経済的にご自分で支払いが可能な治療費であるか?を確認する。この世の中には本当にたくさんの歯並びで悩んでいる人たちがいるのに、残念ながら日本では矯正治療は健康保険の対象ではありません。治療費は全額患者さんのご負担となってしまいます。医療費控除の対象となるようなケースなのか?を訪ねることも忘れないで下さい。総額の治療費は幾らなのか?矯正治療は年単位でかかるものですからその間に追加の費用が大きく加算されたりすることはないか?なども確認しましょう。

患者さんに協力して欲しいこと

矯正治療の通院間隔は日本では1ヶ月に一度というのが一般的です。(アメリカでは技術の進歩や患者さんの協力度、保険システム等から2〜3ヶ月に一度の通院が一般的になってきています。)矯正治療中の歯と歯ぐきを健康に保つ為、また早期に治療を完了するには患者さんの協力が本当に大切なのです。

  1. 精神的に健康な状態で治療を受けましょう。現代社会の構造はとかくストレスが溜まりやすくできています。 矯正治療は年単位でかかりますから、一時的には精神的ストレスにつながることもあります。矯正治療が、むしろ楽しめるようなポジティブマインドで行きましょう!人間の体は繊細にできていてストレスがたまると、体内のカルシュームを多く消費して歯の移動を妨げてしまうのです。定期的なストレスの発散として適度な運動や夢中になれる趣味を持ちましょう。またイヤなことがあってもくよくよせず。長い人生ですからスパッとわすれて明るく楽しく生きるようにしましょう。

  2. 歯を良く磨きましょう。たとえ矯正装置がついていない方でも、「食べたら磨く」は一般常識になってきています。 もちろん矯正装置がお口の中に装着されていると食べものが矯正装置の周りに絡まりやすく、歯垢の繁殖も起きやすくなります。 歯ブラシだけではなく、デンタルフロスや歯間ブラシなど細かな毎日の歯のお手入れは欠かさず行って下さい。虫歯ができてしまうと 矯正治療がスムーズに進行しないことがあります。せっかく矯正治療を受けても歯周病で歯が抜けてしまっては、元も子もありません。 だれでも知っている通り、チョコレート等の甘いものを毎日食べ続けると虫歯になることも忘れないで下さい。

  3. ドクターや衛生士の決められた指示を守りましょう。ゴムリングやリテーナー、チンキャップ、ヘッドギア患者さんご自身で交換、 装着が必要なものを決められた時間正しく使わなければ、治療は進行しません。必ず指示通り使用して下さい。歯にとって、最も優しく 持続的な矯正力を与えてくれるのがゴムリングです。ヘッドギアやチンキャップは成長をコントロールするものですから、毎日使用しないと 矯正治療がいつまでたっても終わらないことに...。舌や唇のリハビリテーションも毎日練習指示どおりの練習をして頂かないと、 後もどりを起こすことがあります。

  4. 不安なことがや気になる点は担当のドクターや衛生士にその場で質問しましょう。矯正治療の段階では患者さんの予測とは違うように 歯が動くこともしばしばです。治療の際には不安なことは必ず聞いて帰りましょう。めんと向かっては聞きにくいからといって、ウチに帰って メールの文章で歯の動きをご説明されても、患者さんの意図することが全く分からないことが多いのです。実際のお口の中を鏡で見て、 指をさして質問して下さい。
    また、全くの専門外のお友達のアドバイスに惑わされたり、悪質な書き込みのページに投書しても何も 解決しないことを忘れないで下さい。

  5. 毎月のアポイントを守りましょう。歯は定期的に力を加えてあげることによってスムーズに移動していくものです。何ヶ月も治療に来て 頂かなければ、お約束の期間内に治療が終わらないだけでなく、歯根吸収などの恐ろしいアクシデントが起こることもあります。

  6. 矯正装置を壊さないように注意しましょう。また壊れた場合はすぐにクリニックに連絡しましょう。矯正装置の装着に使う接着剤は、 虫歯の詰め物の接着剤ほど強いものは使えません。歯並びが良くなったら取ってしまわなければならないからです。かたいフランスパンや ナッツなどは、気をつけてゆっくり食べて下さい。
    矯正装置が壊れてしまうと治療がスムーズに進まないだけでなく、お口のなかを傷つけてしまう 可能性があり危険です。また壊れた矯正装置は必ず持って次回来院して下さい。矯正治療費の殆どはこの矯正装置の値段です。

  7. 禁煙しましょう。喫煙は肺がんなどの死に至病気をも引き起こす怖いものです。喫煙の発ガン性はよく知られていても、 歯周病の原因になることはあまり知られていません。せっかく矯正治療をして奇麗な歯並びを手にいれても、歯ぐきが黒ずんでいたり、 歯周病で歯が抜けたり、増しては死んでしまっては意味がありません。
    喫煙時は全身の血管が収縮することにより、人は快感を感じます。煙が充満したお口の中は一時的な血行障害が起きているので、 歯の移動や回復を妨げてしまうのです。また、歯間にヤニがつくと接着材のように歯と歯をくってけてしまうため、歯の動きがとまります。 一般的に喫煙者の矯正治療期間は、タバコを吸っていない患者さんよりも長くかかります。


回答して下さったのは、こちらの先生です!


CS矯正歯科クリニック  坂上知枝美院長先生
(日本矯正歯科学会 認定医)
東京都渋谷区神南1-20-11 造園会館ビル5F
TEL:03-3464-0418


 

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