ノリカさん(東京都)の相談

カテゴリ:その他

外科矯正するべきか悩んでいます。

歯並びはひどくはないのですが、軽い受け口で矯正歯科に相談し、検査をしたところ、正中が合わず顎が左右にずれており、上顎が下顎より小さく、顎変形症で外科矯正が適当と診断されました。
術前矯正はまず上の歯だけに器具をつけて、半年後に上顎拡大手術、その後で下も矯正との事でした。
手術は上下共に顎を切って、オトガイも作る必要があるとの事でした。

プレートの除去手術を入れると、3回手術をしなければならず、術後矯正も含めた長い治療期間や、麻痺等の手術のリスクを考えると踏み切れずにいます。リテーナー終了まで4、5年の治療と言われました。
現在前歯はブリッジで、受け口を目立たなくするため少し前に出していたのですが、無理がかかるので何度も取れたり、下の前歯も少しづつ曲がってきています。

関節の痛みはありませんが、噛み合せの違和感や、少しづつずれてきている不安はあります。
矯正により、正しい噛み合せになってより健康的になれたら嬉しいだろうと思います。
ですが逆に矯正によって顎関節症になったり、長年麻痺に苦しんだりしている人のエピソードやリスクを聞いたりすると不安になります。

私のようなケースは後戻りもしやすいと言われました。
やってみないと結果も出ず、掛けのようで怖いのです。
答えを出せずに悩んでいます。
答えを出すための考え方や今後のアドバイス等ございましたらご助言お願いします。

  • ノリカさん[東京都 40才 女性]
  • 斎藤先生、ご回答ありがとうございました。

    受け口は長年のコンプレックスであり、いつか治療をと思いながら現在にいたりました。

    私の診断医は歯科矯正の専門医の資格を持っており、外科の先生もかなりの手術件数をこなしている方です。

    診断医の立場からすれば「何も問題ない」のでしょうが、私の方は先述のとおり様々な不安も抱え、迷っておりました。調べれば調べる程デメリットも判明しました。

    しかも私は体力もない方で、低位舌で一方向の横向き寝です。

    斎藤先生にお返事を頂いて、目が覚めました。
    矯正専門医でありながら、先生の様に患者側の立場に立って、言いにくい事を仰って頂いて、ありがたく思います。

    診断医を盲信し、「この先生が言うのだから間違いない」と思い込んでいましたが、デメリットについての説明はほとんどなかったように思います。

    美しい歯並びは私の憧れですので、他の矯正歯科も訪ね、もう一度ゆっくり考えたいと思います。

    ご回答ありがとうございました。



    ノリカ様はじめまして。矯正専門開業医の斎藤安弘と申します。
    ノリカ様のお口の中やお顔を拝見していないので正確なお答えは出来ないかもしれませんが、ご質問いただいた文章からキーワードを幾つか拾ってみました。
    「40歳主婦」「歯並びはひどくない」「軽い受け口」「3回手術」「後戻りしやすい」
    これらのキーワードから考えると手術を伴う矯正治療はあきらめた方が良いでしょう。
    もう若くはありませんので手術は体力的にかなり負担になるはずです。しかもこのような症例は確かに後戻りしやすく、努力した割には結果が伴わない事も多いです。
    よって、ひどい受け口や歯並びが悪い受け口だったら受け口が多少後戻りしても結果にご満足いただけると思いますが、「歯並びも悪くない軽いくけ口」は少しでも後戻りするととても残念な気持ちになってしまうはずです。更に顎関節症や麻痺等考えると・・・。

    ただ、「軽い受け口」だったら矯正治療だけで何とかなるかもしれません。あと2,3件矯正歯科を回って手術をしないでどこまで治るか確認された方が良いと思います。
    また、後戻りは主に舌の位置が下顎の前歯にいつも付いている低位舌やいつも一方向の横向き寝でおきる事が多いのでそれらを注意深く指導してくれる矯正歯科でないと難しいと思います。

    ブリッジが何度も取れたり下の歯も曲がって来ているのは食事中以外に上下の歯を接触させてしまっている事が原因かもしれません。せっかく手術までして矯正してもそれらの症状は続く可能性もあります。今は特に焦る必要はありませんのでなるべく多くの矯正歯科医から情報を得られてはいかがでしょうか?

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