その他 顎関節治療(福岡県 35歳 女性 会社員のQ &A)

カテゴリ:その他 顎関節治療

かみかわせ(歯列矯正)と顎関節症の治療に、保険は適応されるのでしょうか?
右上の前歯が出っ歯で、その横の歯は少し離れてまっすぐ生えています。
したの歯は、上のまっすぐ生えている歯に当たるみたいで、どんどん内側に入ってきます。
左の上下の歯並びは、問題ないようです。
全体的な歯の印象は前歯が下の歯をに被っているかんじです。
噛み合わせが悪いのか、最近は顎がガクガクし、頭も痛いです。
かかりつけ医師には、顎関節症だと言われ、大学受診を薦められました。
かみかわせ(歯列矯正)と顎関節症の治療は保険適応ですか?
よろしくお願いします。

[福岡県 35歳 女性 会社員]

その他 顎関節治療

 顎関節症の治療は保険適応ですが、歯列矯正については、先天性の疾患に関連する歯並びの問題のような特殊な場合を除いて、健康保険治療適応外です。

 実際にお顔やお口の中を直接診察していないので、断言はできませんが、ご質問の文から次のことが予想されます。

 岷上の前歯が出っ歯」
⇒右顔を下にした格好で眠ることや右頬杖など右側から顔面に圧力がかかる生活習慣をお持ちではないでしょうか。上顎の右側が生活習慣によって狭まっている可能性が考えられます。

◆崛澗療な歯の印象は前歯が下の歯に被っているかんじ」
⇒2つの要素が絡んでいる可能性
(1) 下顎を後方に押さえ込む習慣、例えば頬杖の一種や枕などに顎をのせて本を読む習慣、うつむいて長時間の読書や編み物をするなどの習慣がおありではないでしょうか。
(2) 「出っ歯の右上の前歯のまっすぐ生えている横の歯」がまっすぐ見えるものの、実際には少し内側に傾斜しているか、生えている位置が若干内側にあるために、その歯がガイドとなって、下顎が後退している可能性が考えられます。
 これらのことにより、下顎が後方に偏位し、咬み込みが深くなってしまっている可能性が予想されます。

 以上のように生活習慣による右側からの慢性的圧力、下顎を後方に偏位させる慢性的圧力により、本来の顎の位置からずれた位置で、上下の歯がカチっと合わさるようになってしまっていることが予想されます。(本来の顎の位置よりも、左後方に顎が押し込められているのかもしれません)
それが顎関節にとっては、ずれて苦しい位置(専門用語でいうと関節円板前方転位であることが多いです)であるため、開閉口時に顎がガクガクし、痛みを伴っている可能性があります。
 「頭が痛い」という点は、上下の歯並びが生活習慣により、上下がガチッとはまり込んで食いしばりやすい形(歯並び的にも、1本の歯の形的にも)になってしまっていたり、上下の歯の力の分散がうまくいっていない合わさり方をしている可能性があります。
 顎関節症の患者さんに関しては、その人その人にとっての本来の顎の位置にリハビリし、顎がリラックスした位置で、上下の歯が合わさることを目指す必要がある場合は少なくないと私は考えますが、軽症の場合は、生活習慣を改善したり、ちょっとしたトレーニングで症状が改善する場合もあります。
 上下咬み合いの位置を本来の位置に戻すためには、歯並びを修正する矯正治療などの治療介入が必要になってくる可能性が少なくありません。
 その他、お口周りの筋肉の問題点も予想されますので、その点もオーダーメードのトレーニングで改善する必要があるかもしれません。
 また、歯科医師によって、顎関節症の治療の考え方は若干、違ってきます。いろいろな考えがありますので、その点ご了承ください。



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