(長崎県 30歳 女性 その他のQ &A)

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矯正を始めて11ヶ月になります(上の歯列のみ)。前歯のすきっぱがコンプレックス、かつ楽器(フルート)を吹くときに息もれしていたので矯正を始めました。全体的な歯の動きは理想的らしいのですが、原因ともいえる、右上1番の歯がちっとも動かないのです。このまま動かない場合、麻酔して人為的に脱臼を起こさせて動かすといわれました。それって、歯が折れるってことですか?
矯正を始めて11ヶ月になります。(上の歯列のみ)
前歯のすきっぱがコンプレックス、かつ楽器(フルート)を吹くときに息もれしていたので矯正を始めました。全体的な歯の動きは理想的らしいのですが、すきっぱの原因ともいえる、右上1番の歯がちっとも動かないのです。
やや内旋して斜めに生えているらしく、しかも少し埋まっているため、そのおかげで左の歯列に比べて右の歯列のほうが上あごに引き上げられた状態が改善しないのです。この右上1番の歯は、神経痛のため、4年前に神経を抜いてあります。動かない理由はこの神経を抜いていることも関連していますか?担当医には関係ないといわれたんですが・・・。
あと、このまま右上1番が動かない場合、麻酔して人為的に脱臼を起こさせて動かすといわれました。それって、歯が折れるってことですか?そういう方法をとることはあるんでしょうか?

[長崎県 30歳 女性 その他]

いわゆる「骨性癒着(こっせいゆちゃく)」といわれる状態だと思います。矯正治療ではまれに遭遇するケースですが、最初の段階では予測のできない問題ですので困った問題だといってよいと思います。神経のある、なしは確かに無関係だと思います。むしろ、気になったのはなぜその歯の神経を抜くに至ったか、ということです。これまでに転んだりして、その歯を強く打ったりしたことがあったかどうか、それで歯が変色したり、ということがあって、死んでしまった神経を抜いたのではないか、ということです。そのような外傷があったとすれば、それが原因かもしれません。「人為的に脱臼」というのは、このような場合によく行われる処置です。「亜脱臼」と言いますが、別にその歯を折ったりするわけではありません。歯を抜くには、歯の根を「グラグラ」させて(脱臼)抜きとるわけですが、「亜脱臼」はその処置を「グラ」まででやめておいて、動きやすくなっている間に矯正治療を進めよう、ということです。