(鹿児島県 30歳 女性 主婦のQ &A)

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「上の奥歯と下の奥歯がかみ合っていないので、矯正が必要です。下あごを広げましょう」と言われました。どのような器具でどのような治療になるのでしょうか?また、まだ全部乳歯なのですが早めの治療がよいのでしょうか?
はじめまして。6歳の息子のことでご相談します。先日「上の奥歯と下の奥歯がかみ合っていないので、矯正が必要です。下あごを広げましょう」と言われました。すでに下あごが左に少しずれているそうです。よく見ると上の奥歯より下の奥歯が中に入り込んでいてまったくかみ合ってないようです。先生には長くて成長が止まるまで治療が必要と言われました。(中3くらいまで)どのような器具でどのような治療になるのでしょうか?また、まだ全部乳歯なのですが早めの治療がよいのでしょうか?来年は小学生ですし、あまり目立たない器具とかはあるのでしょうか?いきなりの矯正治療が必要との言葉にショックが大きくご相談させていただきました。よろしくお願いします。

[鹿児島県 30歳 女性 主婦]

はじめまして。矯正治療が必要と言われショックを受けられたお気持ちも察しますが、この早い時期に息子さんのお口の中の状況を把握する機会に恵まれたのはとてもラッキーなことです。
さて、息子さんは成長期ですので、これからあごの骨も大きく成長していきます。成長とともにあごのズレが大きくなっていくことがあります。ズレの原因がわかっている場合、ズレがひどくなるのを予防するためにも早い時期にその原因を取り除くことが望ましいのです。まだ全部乳歯だということですが、本人が納得し、口の中の衛生状態に問題がなければ治療は可能だと思います。無理に治療を受けさせるのは好ましくありません。矯正治療は、成長期ではあごの成長をコントロールしたり生活習慣の問題を改善する治療が中心となり、永久歯がはえそろったあとでは歯並びを整える治療が中心となります。そのため、男の子の場合、中学生から高校生くらいまで治療が必要になることがあります。
下あごを広げる装置にはいろいろな種類があります。その中でも下の歯の裏側につける装置やプレートタイプの装置は、あまり目立たないと言えるかもしれません。ただし、息子さんの場合、それ以外の装置も使う可能性もありますので、担当の先生によく確認した方がよいでしょう。