(福島県 33歳 女性 主婦のQ &A)

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6歳になる長男が就学時健康診断で、過がいこうごうという診断を受けました。上顎の前歯が下顎の前歯を4本ほどすっぽり覆ってしまいます。矯正治療をする場合、どういった事をするのでしょうか?
6歳になる長男が就学時健康診断で、過がいこうごうという診断を受けました。上顎の前歯が下顎の前歯を4本ほどすっぽり覆ってしまいます。
矯正治療をする場合、どういった事をするのでしょうか?また、成長と共に改善することもあるようですが、それはどういった場合なのでしょうか?

[福島県 33歳 女性 主婦]

6歳の過蓋咬合ですね。
過蓋咬合は、咬み合わせが深いことから下あごを前後左右に動かしずらく、下の前歯が、上の前歯の内側の歯ぐきを噛んでしまうようになります。また成人までの成長の過程で下あごが上あごの歯全体に抑えられて成長しにくく下あごが小さくなってしまい治療はだんだん難しくなっていきます。早めに矯正医に相談して下さい。
治療法は、1期治療として整形学的なアプローチをします。具体的には取り外しのできる下あごを前に移動さえておくための機能的な矯正装置を入れることが多いです。同時に口腔周囲筋の異常を改善するトレーニングと併せて治療していきます。
2期治療では、個々の歯をワイヤーで動かす治療をするようになります。また、奥歯の乳歯が抜けていて咬み合わせが深いという場合は、成長で第1大臼歯の萌出により改善する場合があります。こんな場合な虫歯治療時に矯正に詳しい先生に相談してみるのも良いと思います。また、顎を床に付けながらの読書などは、症状を悪化させますのでどうぞご注意ください。