FGG(遊離歯肉移植術)に関する基礎知識

矯正歯科の総合サイト「矯正歯科ネット」の歯の豆知識のコーナーです。矯正歯科以外の、歯の基礎知識をご紹介します。歯科・歯の治療や疾患に関する治療説明『FGG(遊離歯肉移植術 )の基礎知識』についてご紹介します。是非ご覧下さい

公開日:2019/10/01  更新日:2021/09/09

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目次

  1. FGG はインプラント治療でも行われる歯肉の移植手術
  2. FGG治療の流れ
  3. 治療の流れ①
  4. 治療の流れ②
  5. 治療の流れ③
  6. 治療の流れ④

FGG はインプラント治療でも行われる歯肉の移植手術

歯根の周り、特に、インプラントの周囲に角化歯肉( コラーゲン繊維に富んだ固く動かない歯肉)がない場合、歯ブラシの圧力に弱く、歯磨きが困難になったり、歯肉が退縮(痩せて薄くなる状態) してしまったり、炎症などを引き起こすため、インプラントも長持ちしません。

FGGとは、上あごの口蓋 [ こうがい ] から上皮の付いた歯肉を切り取り、歯根やインプラントの周りに移植する事により、角化歯肉を獲得する方法です。

FGG治療の流れ

治療の流れ①

赤い部分の歯肉が不足しているため、歯の根元まで露出してしまっています。

治療の流れ②

必要なサイズを測り、上あごから必要な量の歯肉を剥離します。

治療の流れ③

剥離した歯肉を必要な部位に移植し、
縫合します。

治療の流れ④

1週間ほど歯肉の状態をみて、糸を抜いて、完成です。