医療法人 ハッピースマイル りお歯科クリニック 医院HP

歯科矯正のメリット

矯正治療をするにあたり、多くの方が見た目を気にしていらっしゃると思います。この見た目は矯正治療によって改善されることがほとんどです。

そのほかのメリットもたくさんあります。まず歯並びが悪い（不正咬合）場合は、ブラッシングがしにくいです。普通に歯磨きをしているつもりでも、歯ブラシの当たらない箇所が出てきます。
この不正咬合の状態で綺麗にブラッシングしようとすると、かなりのテクニックと時間を要します。矯正治療によって歯並びを改善し、ブラッシングがしやすくなると、虫歯や歯周病のリスクを減らすことができます。
ということは、虫歯や歯周病の治療時に掛かる費用を軽減できるというメリットがあります。そして、結果的に歯を生涯に渡って長持ちさせることもできるでしょう。

噛み合わせも変わります。歯の左右前後のバランスが良くなることで、極端な荷重を減らすことが期待でき、姿勢や噛み方も変わってくるといわれています。

また、自信を持って笑えるようにもなるはずです。今まで口元を隠して笑っていたり、他人の視線が自分の歯に向かっていることを気にしていたといった方は、そのストレスから解放されるでしょう。

歯科矯正のデメリット

矯正治療にはデメリットもあります。まず、金額が高いということ。そして、時間が掛かるということ。この二つが最大のデメリットではないでしょうか。

まず金額に関してですが、矯正治療というのは、歯科治療の中でも高額な治療費を要する分野に入ります。そして通常は保険が使えず、自費治療になります。
とはいえ、歯並びは基本的に経年劣化していくものではないですし、逆に矯正治療によってブラッシングがしやすくなるなどの理由で口腔内の劣化を防げる可能性があります。こういう観点から考えると、矯正治療費は価値あるものだといえるかもしれません。

ちなみに当院ではデンタルローンなどもご利用いただけるようにしています。車や家などの購入時と同じように、ご活用ください。

そして、もう一つのデメリットである時間についてですが、矯正治療は身体の生体反応を利用する治療です。歯にとっても、歯を支える周りの骨にとっても、少なからず負担を掛けて変化を促す治療になります。強引に行うのではなく、身体の反応に沿いながらの治療になるため、どうしても時間が掛かってしまいます。
矯正治療は、早いケースであれば数ヵ月で終わることもありますが、動かしたい歯の本数や距離、幅によっては、それよりも時間が掛かります。例えば、当クリニックで取り扱っているマウスピース矯正装置の1回ごとの歯の移動距離は、最大でも0.25mm。治療開始から終了まで最短距離をたどるよう設計しますが、平均的な治療期間は2年〜2年半ほどです。
これは一般的な矯正治療の期間とほぼ変わりません。最初の1年半で大まかに歯列を整え、その後の半年で微調整を行っていくのが一般的です。当クリニックでは、診断前のクリンチェック時に、明確に治療期間をお伝えします。

歯並びを良くするために不必要な歯を抜いたり削ったり、セラミックの歯を被せてとりあえず見た目を改善するといった治療は、推奨されるべき治療ではありません。
良い治療には適正な金額と時間が掛かります。患者様一人ひとりの価値観における優先順位はもちろんあると思いますが、矯正治療を始める際は正しい情報を得て、選択を間違えないでほしいと思います。

口腔内スキャナでの型取り

当クリニックでは、口腔内スキャナを活用して型取りを行っています。
従来の粘土のような歯型の材料（シリコン印象材）は使いませんので、気持ちの悪い味がなく、長時間お口を開いて待っていただく必要もありません。口が開きにくい方や嘔吐反射（えずき）がある方でも抵抗が少ないと思います。

また、今までの型取りでは、材料が固まるまでに約5分ほどお待ちいただいていましたが、口腔内スキャナではより短時間で精密な歯型を取ることができるようになりました。そして、その場でスキャニングデータを確認するので、型取りをやり直すための再来院などの心配もありません。