もりデンタルクリニック医院HP

京都府向日市寺戸町西田中瀬2-12

矯正治療って何だろう?

矯正治療とは、矯正装置を装着することで、歯に一定の力を持続的にかけて少しずつ動かし、これにより悪いとされる歯並びを改善する治療です。

しかし、歯の矯正治療のためには、健康な歯も抜かなければいけないと思っている方もいるのではないでしょうか?
当クリニックでは、噛み合わせの機能を改善することによって、歯をできる限り抜かずに歯並びを整える『非抜歯矯正』を心掛けています。

当クリニックの矯正治療

なるべく歯を抜かない(非抜歯)矯正治療とは

通常、矯正治療は｢移動が困難であるため｣、｢歯を並べるスペースをつくるため｣という理由から、上下2本ずつ、計4本の抜歯が必要になることがあります。
しかし、矯正治療には歯4本を抜く以外の方法でスペースを確保する方法も考えられます。

一例としては、成長しきれなかった顎を拡大する治療を行ったり、歯を奥の方に移動させる治療を行う方法です。
顎の成長をコントロールをすることによって、矯正治療を非抜歯で行うことに繋がります。

【歯をできる限り抜かない(非抜歯)矯正治療の特徴】

歯をできる限り抜かない矯正治療には次のような特徴があります。

外面的な治療の特徴

口元をきれいに改善できることで、周りに良い印象を与えやすくなる

内面的な治療の特徴

食べたものが、口の中に溜まりにくくなるので、歯磨きがしやすくなる
口臭の軽減にも繋がる
発音がより明瞭にある可能性がある
顎の関節の痛みや音などの症状(顎関節症)の改善に繋がる
肩こり、腰痛、偏頭痛などの軽減がみられる場合がある
歳をとっても歯を残しやすくなる

歯の健康は、そのまま身体の健康に繋がることが考えられます。
健康な歯を抜くことなく、効果的な矯正治療を当院ではご提供できるように努めています。

結果的に噛み合わせを変えていくので、健康な歯を抜かずに治療を進めやすくなります

院長自らが患者様一人ひとりに合わせて、ワイヤーをベンディング(曲げて)して作る、矯正装置を使用して治療を行っています。
噛み合わせ・顎の位置を治療することにより、結果的に抜かずに済むようになるのが非抜歯矯正です。
決して「抜かないこと」ありきの治療法ではないので勘違いをしないでいただければと思います。

顎の機能を改善する治療

顔の歪みは従来の矯正治療では治療が難しい考えられることもありますが、噛み合わせを整えることで改善に繋がることも考えられます。
顎のラインも同じように噛み合わせを治療することで改善する場合があります。
横顔がきれいになったり、肩こりや頭痛が改善に繋がることもあります。

【顎関節症について】

■顎関節症とは
おもに次のような症状がある場合、顎関節症と診断される可能性があります。

・噛む時に痛みや違和感を感じる
・口の開閉時に顎がガクッと(クリッキング)する
・口が開けにくい、閉じにくい

■矯正治療との関わり
矯正治療を通じて、適切な歯並びや噛み合わせに導くことで、咬合時の顎への負担軽減に繋がることが考えられます。
顎への負担を減らす(軟骨への圧迫を少なくする)ことは顎関節症の症状の改善に繋がることが期待できます。

個人差はありますが、矯正治療を開始して3ヶ月～半年ほどで改善を実感いただける場合があります。
また、治療後の再発も抑えられる傾向があるのも特徴です。

ワイヤー矯正とマウスピース矯正を併用した矯正治療

当クリニックで対応している矯正治療には、ワイヤー矯正とマウスピース矯正があります。
どちらかの方法で治療を行うだけでなく、ワイヤー矯正から始めて、途中でマウスピース矯正に移行することも可能です。

ワイヤー矯正は取り外しができませんが、マウスピース矯正に比べて治療期間が短く済む場合もあります。

マウスピース矯正は費用や時間の負担がかかりますが、装置が透明なので目立ちにくく、取り外しができることから普段通りの歯磨きや食事がしやすい特徴もあります。

このように、それぞれにメリット・デメリットがあるので、丁寧に説明して患者様と一緒に治療方法を決めています。
当クリニックの意見を押し付けることなく、患者様のご要望を第一に矯正治療を行いますので、歯並びのことで悩んでいる方はお気軽に相談ください。

矯正治療の流れ

矯正相談

矯正開始時期についてのアドバイスや、矯正に対する疑問にお答えします。お気軽にご相談ください。
相談料は無料です。
精密検査

治療方針を立てるための様々な精密検査を行います。
歯型、レントゲン、口腔内や顔貌写真などを採得します。
お時間は20～30分程度必要となります。
診断

精密検査の資料をコンピュータで分析し、患者様の現状お伝えし、その結果を踏まえた上で、治療方針や装置など総合的な説明をいたします。
ブラッシング指導

矯正をはじめることになると装置がお口の中につきますので、ブラッシングが大変重要となると考えています。
治療中も虫歯や歯茎の病気にならないように歯磨き指導を行っています。
本格的治療

本人と家族の方が十分納得したうえで治療に入ります。
期間は1年半～3年程度で、通院は3～6週間に1回程度です。お子様の治療期間はもう少しいただく場合があります。
また、通院は月に1回～2、3ヵ月に一回程度です。
治療は長期に及びますので、途中で挫折しないよう通院してください。
保定

あと戻りを防ぐため、治療後も簡単な装置で管理することが大切になります。
1～2年は引き続き通院していただく場合があります。