大阪矯正歯科グループクローバー歯科・矯正歯科あべの天王寺院医院HP

大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-2-30 あべのHoop4階

矯正治療について

矯正治療に興味があっても実際に治療を受けるかを戸惑っている方もいるかと思います。
そういった場合の理由として考えられるものに、どんな治療をするのかや、治療費への不安もあるかと思います。
当院では、少しでも矯正治療を希望される方の相談へのハードルを下げられるように、初診相談をお受けしています。
実際にまだ治療を受けるか悩まれている方もお気軽にご相談ください。
この段階での治療の選択肢にどのようなものがあるのかや、本当に治療をするべきなのかなどについてお話させていただきます。

当院で取り扱っている矯正治療

【表側矯正】

歯の表面に、ブラケットという装置を装着し、ワイヤーで繋げて歯を動かす矯正装置です。
永久歯列期の治療で使用するもので、矯正治療の中でも歴史の古い方法であり、矯正治療としてイメージもしていただきやすい治療法だと思います。
金属製のブラケットもあるのですが、当グループでは歯に馴染みやすい白いブラケットを採用することで、矯正装置の目立ちやすさを軽減できるように努めています。

【審美的な表側矯正】

白いブラケットに、白くコーティングされたワイヤーを併用することで、より審美性に配慮した治療法です。
使用するワイヤーの色が変更されただけなので、治療で得られる結果も通常のワイヤーを使用した場合と変わりません。
審美性に配慮しつつ、表側矯正での治療をご希望する場合はお申し付けください。
装置が目立つことで、治療に躊躇されているような場合に、少しでも不安を軽減できるかと思います。

【裏側矯正】

ブラケットとワイヤーを組み合わせて歯並びを改善する治療を行う点では表側矯正と同じなのですが、名前の通り装置を歯の裏側に装着して治療を進める方法です。
歯の裏側に矯正装置を装着することでより審美性に配慮した治療となります。
口を大きく開けて笑うなどすれば矯正装置が見えてしまうこともあるかと思いますが、日常生活では矯正装置が見えることなく過ごしていただけます。
ただ、装置が歯の裏側にあることで、舌が装置に当たり、話しにくさや違和感などが出ることもあるため、これらがデメリットだといえます。

【矯正治療用のインプラントを併用】

歯を動かす際の支点とするために使用するのが矯正治療用のインプラントです。
当グループでは出っ歯の治療などで、4番と呼ばれる歯を抜歯することがあるのですが、それによって確保されたスペースに前歯を引っ張りながら、歯並びを整える治療などの際に、併用することがあります。
しっかりを歯を動かすための固定源になるため、歯を動かしやすくなり、より良い治療結果を得られることにも繋がります。
また、このインプラントは歯を動かす治療が終わったら取り外しするものです。

【マウスピース矯正】

患者様自身が取り外しできるマウスピース型の装置を使用して歯並びを改善する治療法です。
装置の見た目も、透明で薄く、歯の形にフィットするものなので、審美的にも優れています。
治療は、段階的に少しずつ形の異なるマウスピースに交換することで歯を動かしていくのですが、患者様自身で、治療のスケジュールに合わせてマウスピースを交換していただくことができます。
治療中の歯磨きや、食事の時にはマウスピースは取り外ししていただくので、治療開始前と同じように過ごしていただけますし、ケアもしていただきやすい特徴もあります。

矯正治療の流れ

初診相談(30分～60分)

矯正治療について興味がある方は、最初に初診相談を受けていただきます。
未成年の方の場合は、保護者の方と一緒にご来院ください。
ご来院時に、患者様の歯並びに関するお悩みや、気になる点を伺い、その上で矯正治療が必要なのか、使用できる矯正装置の種類、治療期間・費用の目安などをお伝えさせていただきます。
患者様には初診相談でお伝えする情報をもとに、実際に治療を受けるかを決めていただければと思います。
精密検査(約60分)

患者様の症状に合わせた治療計画を作成するために、精密検査を行います。
検査内容として、この時点での歯型の採取、顔や口の写真撮影、レントゲン撮影などを行います。
これらの資料採取の結果を元に治療計画は作成します。
治療計画の説明(30分～60分)

患者様に、精密検査の結果を元に作成した治療計画について詳細を説明させていただきます。
できる限り分かりやすい説明を心掛けてはいますが、分かりにくさがあったら何でも聞いていただきたいと思っています。
患者様には治療内容についてご理解をしていただいた上で、実際の治療を開始できるようにしたいと考えています。
歯磨き指導・口腔内清掃(約60分)

矯正装置の装着前に、当グループでは患者様への歯磨き指導と、口腔内清掃を行います。
正しい歯磨きを身に着けていただくことで、矯正治療中の磨き残しを軽減し、虫歯や歯周病の発生リスクを軽減することに繋がります。
また、口腔内を清掃してから治療を開始することで、矯正治療中の口腔衛生にも心掛けています。
矯正装置の装着(動的治療開始)

矯正装置を装着して歯を動かす治療期間を動的治療ともいいます。
この期間は個人差や、治療装置などで通院間隔は変わりますが、3～6週間に1回ご来院いただきます。
また、お子様の場合など、定期観察中の場合は2～6ヶ月おきのご来院をご案内しています。
歯を動かす治療にかかる期間も個人差があり、治療期間の目安などは、治療計画の説明の際などにご確認ください。
保定期間(1.5～2.5年)

歯を動かす治療が終わり、歯並びが治療計画に沿って改善されたら矯正装置を取り外します。
しかし、歯を動かし終わったばかりの顎の状態は不安定で、そのままなにもしなければ再び歯並びが乱れてしまう後戻りが起こってしまいやすい状態です。
それを防ぐのが保定装置を装着していただく、保定期間となります。
保定期間として設ける期間、しっかりと保定装置を使用していただくことで、歯並びを安定させ、長く治療の結果を実感していただけるかと思います。
保定期間中も、定期観察などのため、2～6ヶ月に1度の通院が必要になります。