ユアーズ矯正歯科医院HP

福岡県八女市本村378-6 プラザホテルアベニュー1階

当院の治療への取り組み

衛生管理の徹底への心掛け

歯科治療で使用する診療器具は、患者様のお口の中に入れて使用するものです。
そのため、当院では院内感染の予防を意識し、患者様の診療に使用した器具は必ず使用後は滅菌器にかけ、高温・高圧の蒸気で細部まできちんと滅菌処理を行い保管します。
ほかの患者様への使いまわしなどはしないよう徹底もしていますのでご安心いただきたいと思っています。
また、滅菌処理を行った器具は、外気に触れないように診療1回ごとに使用するものをワンセットとし、滅菌パックに入れ密封した状態で滅菌庫内に保管しています。
使用時は患者様の目の前で開封することで、衛生的な状態で使用できるようにもしています。
これらの取り組みを通じて、患者様にとっての安全に配慮した、治療環境をつくっていけるように心掛けています。

診断にコンピューターを使用

当院では診断の一環として、顎運動解析機という装置を使用し、顎機能異常(顎関節症)に対応した充分な検査も行うようにしています。
この装置を診断に取り入れることは、顎の動きを3次元解析することで、どのように適せつに動かせるかをデータとして算出することに繋がります。また、算出データは矯正治療の基準とすることができます。
もしこのデータから、顎の動きと歯の噛み合わせとの位置関係が適切でないと診断された場合も、矯正治療で適切な状態に修正が可能となります。
検査は短時間でできるため、患者様には不快感や苦痛を感じにくく受けていただけると思います。

トータルフィー(定額制)の導入

矯正治療は公的医療保険が原則適用されない治療です。
そのため、患者様は治療費が経済的な負担だと感じることや、治療継続の不安要因となっていることもあるかと思います。
当院では、治療を通じてかかる費用をトータルフィー(定額制)とすることで患者様のこういった不安解消に繋がるように努めています。
治療にかかるすべての料金は治療開始前にご提示させていただきますので、治療の検討の際の要素にもしていただけると思います。
ただ、治療期間が長引く場合にも費用は一定となります。そのため、予定より早く治療が完了できた場合でも価格が変わらないことはご理解ください。

当院の矯正治療

デジタルシミュレーションを活用した矯正治療

当院では矯正治療の結果をより良いものに導くために、デジタルシミュレーションを活用した矯正治療を取り入れています。
これは、事前に3Dデジタルのシミュレーションを作成し、患者様の歯を実際に動かすイメージを作成するものです。
このシミュレーションの作成には、口腔内の立体的な画像をスキャニングした口腔モデルを作成・活用します。
コンピューター上でシミュレーションを行なうため、模型を作成する時間などの短縮にも繋がります。

【立体データで様々な角度から可視化】

シミュレーションは3Dデジタルデータなので、顎の骨の厚み、歯根の形態など、口の中をより細かく把握しながら確認もできます。
これにより、歯科医師の勘や経験に頼らない診断がしやすくなり、より良い治療結果に導くことにも繋がります。

【複数の治療シミュレーションが作成可能】

デジタルデータでのシミュレーションなので、患者様の診断用モデルを作成してしまえば、複数のプロセスでのシミュレーションを行うことができ、最適なプランを選択できます。
当院では、患者様のご要望にも沿うように、できる限り負担の軽減に努めつつ、効率的に歯を動かせるプランの選択ができるようにも努めています。

【治療完了までの様子を詳しく把握できる】

患者様にも作成したシミュレーションはご確認いただくことができます。
そのため、治療完了後の歯並びや噛み合わせのイメージを事前にしっかり確認していただき、歯科医師とコミュニケーションをとりながら、御自身の受ける治療内容を把握・理解していただきやすく、治療に向けての歯科医師との信頼関係も作っていきやすくなると考えています。

審美的な矯正治療

目立ちにくい矯正治療

矯正治療の中でも従来から行われているものとして、表側矯正という方法があります。
しかし、これは歯の表側にブラケットという器具を付けるため、どうしても治療期間中に目立ってしまうデメリットがあり、歯並びに悩んでいる患者様の矯正治療を躊躇させる原因にもなってしまう場合がありました。

当院では、透明や白色といった歯に近い色の装置やワイヤーを取り入れており、患者様の治療に使用します。
これにより、従来の金属製の装置に比べて、目立ちにくい方法での治療としての配慮もできるようになりました。

マウスピース型矯正装置

患者様の歯型のデータをもとに治療段階に合わせて、複数枚のマウスピースを交換していきながら治療を行うのがマウスピース型矯正装置による歯列矯正です。
使用するマウスピースは、歯にフィットする構造で、透明なことから目立ちにくい特徴があります。
また凹凸がなく装着中の異物感や違和感も軽減できます。

お食事や歯磨きの際には取り外ししていただけ、治療開始前と同じように過ごしていただけますし、口腔内を清潔に保ちやすいため、矯正治療中の虫歯リスクの軽減にも繋がります。

ただ、症例によってはマウスピース型矯正装置での治療は適さない場合などもあるため、ご希望の場合はまずはご相談ください。

※治療結果は個人差があります。

治療の症例

【症例1】上顎空隙・正中離開

治療前
治療後

治療名: 上顎空隙・正中離開
患者様: 男性 17歳
費用: 960,900円(税込)
期間: 治療期間12ヵ月(1年) 保定期間:12ヵ月(1年)
通院頻度: 1ヵ月に1回

治療内容

患者様の症状

上の歯が出ていて隙間が開いていることを気にされており、矯正相談に来られました。

治療法

①治療開始時に奥歯に矯正装置を付けて、治療中はその装置にご自身でゴムかけをしてもらいました。
こちらのゴムは、食事と歯磨きの時は外せますが、基本的に付けたままです。
ゴムかけをしていただかなければ矯正治療期間が長引くことになりますので、患者様の協力がとても大事になります。

②前歯を矯正するため、歯に専用ゴムを取り付け、元に戻る力を利用して隙間を閉じました。
装置を付けてすぐは違和感や痛みが出る場合がありますが、およそ3日～1週間で慣れていただけると思います。
矯正装置が付くと、歯磨きが大変になります。
歯科衛生士から指導をいたしますので、患者様には虫歯にならないように日々の歯磨きを頑張っていただきました。

治療結果