小児矯正 装置・治療法(宮城県 40歳 女性 主婦のQ &A)

カテゴリ:小児矯正 装置・治療法

10才の息子の出っ歯と口元の突出が気になり、1年ほど前からいくつかの矯正歯科医院で相談や検査をしてきました。それぞれの医院で治療方針が異なるので迷っています。非抜歯で矯正したいのですが、アドバイスお願い致します。
10才の息子の出っ歯と口元の突出が気になり、1年ほど前からいくつかの矯正歯科医院で相談や検査をしてきました。それぞれの医院で治療方針が異なるので迷っています。

歯は大きく、前歯の前突も少しあります。右側は、奥歯から3本くらいかみ合っていますが、左側はかみ合っていません。生えかわりが早く、すべて永久歯です。
歯科矯正だけで舌足らずのようなしゃべり方が治るのかも悩んでいます。
口呼吸をしていて、いつも口をポカンと開けていますし、舌もいつも下の歯の方にあります。

それぞれの治療方針は

1 急速拡大装置で上顎拡大後、ヘッドギアで上顎骨の成長を抑え下顎の前方成長を促進する。→前歯にブラケット治療と奥歯の傾斜防止のためトランスパラタルアーチを装着する。→装置の効果が出れば観察に移り、必要ならばすべての歯にブラケットを付ける。
※下顎の成長の不十分であれば、抜歯の可能性もあり。

2 可撤式装置(下顎を前に出す+上顎を後退させる)1年。
場合によってはヘッドギアを併用。永久歯列完成期(12才臼歯の萌出)に再審査をする。
  
3 取り外しのできる下顎を前に出す装置1〜2年、保定1〜2年、毎日しっかり装置を使わないと下顎だけでなく上顎も出てしまう。
 
以上です。口を開けて眠っているのに、夜間口の中に入れる装置で効果があるのか心配です。ただでさえ口元が突出しているのに、下顎を出して大丈夫なのか不安です。
非抜歯で矯正したいのですが、アドバイスお願い致します。

[宮城県 40歳 女性 主婦]

小児矯正 装置・治療法

診察しておりませんので、メール内容で推測するといたします。
各治療方針から、骨格的な上顎前突であると思います。
固定式の装置や取りはずせる装置(可撤式)、長所・短所はあるものの、どちらも顎の骨のバランスを整えるためのもので、どちらを使用しても良いでしょう。

口を開けて寝るとのこと、鼻づまりがあればその治療も必要かも知れませんが、可撤式のものでも息ができるように加工することはできます。

前歯が出ていて口が閉じられないのであれば、前歯を引っ込める治療をしなければならないでしょう。

歯を抜かない治療をご希望のようですが、ちょうど良い歯の数は顎の大きさと歯の大きさによるので、こだわりすぎると良好な治療結果が得られにくいことがあります。

症例よっては、叢生(歯のガタガタ)がなくても、前歯を引っ込めた方が全体のバランスがとれる場合は、抜歯することもあります。

治療後の安定性を確保するためには、歯の数ではなく、顎の骨に対する位置です。

10歳とのこと、骨格的な改善のためには早めに初期治療に着手したいですね。