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矯正治療の費用相場と医療費控除のポイントを解説

矯正治療の費用相場と医療費控除のポイントを解説

高額な費用がかかるイメージが強い矯正治療。 「歯列矯正を検討しているけれど費用がネック」と感じている方は多いのではないでしょうか。ここでは歯列矯正にかかる「費用」について解説しています。

費用の相場や健康保険(公的医療保険)適用のルール、医療費控除についてもこれから歯列矯正を始める方の良いヒントになるはずです。賢く歯列矯正をスタートしましょう。

更新日:2019/11/11

歯列矯正にかかる費用はどのくらい?

歯列矯正にかかる費用の相場や保険適用のルールについてご紹介しています。歯列矯正を始めてから発生する費用の目安としてご活用ください。

Q : 歯列矯正には健康保険が適用されますか?

残念ながら、一般的な歯列矯正は健康保険(公的医療保険)の対象となりません。なぜなら、歯列矯正で歯並びを整える=見た目を改善させるという意味合いが強く、病気を治す目的と見なされていないからです。そのため、歯列矯正に関わる費用の全てが自己負担なのです。 しかし、公的医療保険が適用されるケースも一部あります。例えば口蓋裂[こうがいれつ]や口唇裂[こうしんれつ]、外科処置が必要な顎変形症など、国が認めている先天性顔面奇形などがその一例です。これらに該当する症状をお持ちの患者さんは、厚生労働省の定める医療機関で保険診療を受けることができます。

「健康保険が適用される矯正治療」について詳しくはこちら
「健康保険を適用した場合の治療費」についてはこちら

Q : 歯列矯正にかかる費用の相場はどれくらいですか?

患者さんの症状や治療法の選択によっては、上記以上の費用がかかる場合があります。追加料金の有無などをしっかり確認したうえで治療を開始しましょう。また、歯列矯正にかかる費用の支払い方法も歯科医院によって異なります。治療開始前に全額費用を支払うトータルフィー制(総額制)、通院ごとにかかった費用を都度支払う通院処置料別払い制、デンタルローンやクレジットカードを利用した分割払いなど支払い方法も確認しておくことが重要です。

以下にて、一般的な歯列矯正にかかる費用の目安をご紹介します。

※上下顎、表側矯正装置で治療した場合
※初診から歯列矯正後の保定期間の通院までを含めた金額

矯正治療費の目安

カウンセリング・問診 無料~5,000円
検査、診断料 10,000円~65,000円

矯正治療費の総額目安

表側矯正 一般的な装置 770,000円~1,200,000円
表側矯正 白・透明の装置 850,000円~1,350,000円
裏側矯正(舌側・リンガル) 歯に接着する装置が既製品 1,050,000円~1,500,000円
歯に接着する装置がオーダーメイド 1,300,000円~1,700,000円
マウスピース矯正 マウスピース矯正装置の中でも、歯の移動量が少ない矯正に適応 550,000円~700,000円
マウスピース矯正装置の中でも、複雑な歯の移動に適応 1,000,000円~1,400,000円
インプラント矯正(1本) 小さな矯正用のインプラントを埋め込み、歯を移動させる方法 10,000円~50,000円
※上記の費用は目安です。

医療機関や個人の症例、治療法、地域により異なり、都市部は全国平均より少し高く設定されています。

医療費控除を上手に活用!支払った費用が戻ってくるかも?

高額な費用がかかる歯列矯正だからこそ、医療費控除を上手に活用したいもの。ここでは申請方法や条件など、医療費控除のよくある質問にお答えします。医療費控除を上手に活用して賢く歯列矯正をスタートしましょう。

Q : 医療費控除とは

医療費控除とは、ご自身や生計を共にするご家族のために医療費を支払った際に、一定金額の所得控除を受けることができる制度です。1年間に100,000円以上の医療費を支払った場合に控除が適用し、税務署へ申告することで税金の一部還付を受けることができます。

医療費控除の申告には「医療費控除の明細書」(平成29年分から)が必要です。かかった医療費の計算、記入が必要となるため、健康保険組合等から発行される「医療費のお知らせ」や医院から受け取った領収書、交通費の領収書などはしっかり保管しておきましょう。

Q : 歯列矯正にかかった費用は医療費控除の対象になりますか?

歯列矯正にかかった費用も一定の条件を満たせば「医療費控除」の対象となり、確定申告で支払った税金(所得税)の一部が戻ってきます。ただし、噛み合わせの改善などの「歯や口腔機能の回復」を主な目的とし、担当医より「歯列矯正が必要である」と認められる場合に限られます。

美容や見た目の改善を目的とする治療は医療費控除の対象にはなりませんが、ほとんどの歯列不正において「噛み合わせ」や「発音」など何らかの問題を抱えているものです。歯並びを整えることで歯の機能は改善し、結果的に見た目も良くなります。

つまり、ほとんどの歯列不正のケースにおいて医療費控除は適用されるでしょう。自分の症例は医療費控除の対象になる症例かどうか、担当医に確認してみると良いかもしれません。

Q : 医療費控除額はどれくらい?

医療費控除額は所得総額と1年間にかかった医療費の総額によって変わります。控除される金額の上限は2,000,000円です。

医療費控除の金額の計算方法は、次の計算式で算出することができます。

1年間の医療費 - 保険金等の受給額 - 100,000円又は、所得額の5%(※1) = 医療費控除額(上限2,000,000円)

※1:その年の所得金額の合計額が2,000,000円未満の人は、所得額の5%の金額です。
※医療費控除額とは課税対象から控除される金額です。
※住民税の減額金額 (翌年の住民税より差し引かれます)

医療費控除額 × あなたの税率(※2) = 還付金額

※2:所得税率 (平成30年度) 総所得金額に対する税率
※所得税の還付金額 (納付済みの税金の一部)

医療費控除額 ×10% = 減額金額

※数字は平成30年度のものです。(平成30年分以降 参考:国税庁HP No.2260 所得税の税率

詳しくは、最寄りの税務署や役所の税金相談課へご相談ください。

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