くみどんさん(山形県)の相談
カテゴリ:装置・治療法
こんにちは。12歳の娘の矯正のことで相談します。乱杭、上顎前突、開咬と検査結果がでて9歳の時から取り外しの出来る上顎の中の方にネジがついている装置を約1年強くらい装着し、その後は、ヘッドギア装着を1年くらいしています。私的にも、娘的にもとてもきれいになったと思っていますが、まだ12歳臼歯がはえていないのにブラケット治療をした方がいいのでしょうか?
見た目はきれいになりましたが、12歳臼歯がはえてくると、また出っ歯になることがあるのでしょうか?
とても解りやすく説明して頂きありがとうございます。
なかなか、担当医の話を聞いても、最初の説明と話が違うことやブラケット代が第1期治療で支払い済みなのにその治療がなかったことで、私自身どうすべきか、迷っていました。
もう一度、担当医によく聞きながら第2期治療を進めていきたいと思います。お忙しい中、ありがとうございました。
なかなか、担当医の話を聞いても、最初の説明と話が違うことやブラケット代が第1期治療で支払い済みなのにその治療がなかったことで、私自身どうすべきか、迷っていました。
もう一度、担当医によく聞きながら第2期治療を進めていきたいと思います。お忙しい中、ありがとうございました。
- 仙台矯正歯科クリニック
- ( 宮城県 仙台市 )
- 2012年10月09日23時34分
こんにちは。 ご質問の趣旨が「ブラケット治療そのものをしたほうがいいのか?」なのか、「12歳臼歯が生えてからブラケット治療すべきではないか?」なのか分からないのですが、どちらにも参考になるようにお答え致します。
娘さんの治療経過についてはおおよそ理解致しました。そして現在の状態はとてもきれいになったとのことですが、その点について少々疑問が残ります。(大変失礼とは思いますが。)
治療にあたって永久歯を抜歯したりはしていないという前提でお話ししますが、娘さんは乱杭・上顎前突・開咬と診断されたとのことなので、取り外し式の拡大装置とヘッドギアーによる治療だけでキチンと治る可能性は低いと思われます。 おそらく前歯の見た目は良くなったかもしれませんが、咬み合わせはまだ良いとは言えない状態かと推察します。
ですので、最終的にはブラケットとワイヤーによる仕上げの治療をした方が良いとは思いますが、その時期はドクターによって多少の差があるかと思います。 多くの矯正専門医は12歳臼歯もキチンとコントロールして永久歯列咬合を完成させる方針をとると思いますが、場合によっては12歳臼歯の萌出前にブラケット治療に入るドクターもいるかと思います。途中で生えてきた12歳臼歯に問題がなければ無理にコントロールしなくてもいいですが、問題があれば途中からでもコントロールする必要があります。 ただし中には最初から12歳臼歯をコントロールするつもりがないドクターもいるでしょうね。
娘さんはヘッドギアー治療をされているので、場合によっては上顎の12歳臼歯の萌出異常が起こる可能性があります。 ですのでブラケット治療をするのであれば12歳臼歯までコントロールするのが理想的な仕上げの治療と言えます。
今現在見た目がきれいになったので、ある程度満足されているのかもしれませんが、今一度娘さんの歯ならび・咬み合わせをよく確認してみてください。 上下の前歯はちゃんと咬み合っていますか? 上下の奥歯はちゃんと咬み合っていますか? 開咬は治っていますか? よくみると口元が突出した感じになっていませんか? 唇は閉じやすいですか?
今の状態で治療を中止してしまったとしたら、これから萌出する12歳臼歯がちゃんと咬み合わないかもしれませんし、場合によっては出っ歯が再発する可能性もあるかもしれません。
矯正治療は歯ならびを美しく整えることも大事ですが、それ以上にキチンとした上下の咬み合わせを作り、咀嚼・発音・呼吸・嚥下といった機能的な面も改善することが大切になってきます。
疑問に思ったことはよく担当医に聞いて、十分納得して治療を進められると良いかと思います。
以上、娘さんのお口の中を診させて頂いたわけではありませんので、はっきりしたことは何も言えないことを御了承ください。
長くなりましたが、少しでも参考になれば幸いです。
娘さんの治療経過についてはおおよそ理解致しました。そして現在の状態はとてもきれいになったとのことですが、その点について少々疑問が残ります。(大変失礼とは思いますが。)
治療にあたって永久歯を抜歯したりはしていないという前提でお話ししますが、娘さんは乱杭・上顎前突・開咬と診断されたとのことなので、取り外し式の拡大装置とヘッドギアーによる治療だけでキチンと治る可能性は低いと思われます。 おそらく前歯の見た目は良くなったかもしれませんが、咬み合わせはまだ良いとは言えない状態かと推察します。
ですので、最終的にはブラケットとワイヤーによる仕上げの治療をした方が良いとは思いますが、その時期はドクターによって多少の差があるかと思います。 多くの矯正専門医は12歳臼歯もキチンとコントロールして永久歯列咬合を完成させる方針をとると思いますが、場合によっては12歳臼歯の萌出前にブラケット治療に入るドクターもいるかと思います。途中で生えてきた12歳臼歯に問題がなければ無理にコントロールしなくてもいいですが、問題があれば途中からでもコントロールする必要があります。 ただし中には最初から12歳臼歯をコントロールするつもりがないドクターもいるでしょうね。
娘さんはヘッドギアー治療をされているので、場合によっては上顎の12歳臼歯の萌出異常が起こる可能性があります。 ですのでブラケット治療をするのであれば12歳臼歯までコントロールするのが理想的な仕上げの治療と言えます。
今現在見た目がきれいになったので、ある程度満足されているのかもしれませんが、今一度娘さんの歯ならび・咬み合わせをよく確認してみてください。 上下の前歯はちゃんと咬み合っていますか? 上下の奥歯はちゃんと咬み合っていますか? 開咬は治っていますか? よくみると口元が突出した感じになっていませんか? 唇は閉じやすいですか?
今の状態で治療を中止してしまったとしたら、これから萌出する12歳臼歯がちゃんと咬み合わないかもしれませんし、場合によっては出っ歯が再発する可能性もあるかもしれません。
矯正治療は歯ならびを美しく整えることも大事ですが、それ以上にキチンとした上下の咬み合わせを作り、咀嚼・発音・呼吸・嚥下といった機能的な面も改善することが大切になってきます。
疑問に思ったことはよく担当医に聞いて、十分納得して治療を進められると良いかと思います。
以上、娘さんのお口の中を診させて頂いたわけではありませんので、はっきりしたことは何も言えないことを御了承ください。
長くなりましたが、少しでも参考になれば幸いです。