なぁさんの相談

カテゴリ:時間と期間

海外留学する場合の矯正について

矯正をしたいと思っているのですが、8月から1年間海外で留学することが決まっています。おそらく帰ってきてから始めるのが理想なのだとは思いますが、今から始めるのは可能ですか? インビザラインをしたいと思っています。留学するまで続けて海外にいる間リテーナー?を付ければ可能と言う話も聞いたのですが…

なぁ様
ご相談ありがとうございます。なかやま矯正歯科中山と申します。
8月から留学とのことであればインビザラインはおっしゃる通り、いい選択肢かもしれません。ただ、実際にどのような治療になるのか、そもそもインビザラインの適応なのかはお口の中を拝見してみないとわからないという部分もあります。インビザラインの適応であれば海外にいる間も治療を進めることができるかもしれませんね。(やはり何度かは帰国していただき、口腔内を確認したいところではありますが。)
海外にいる間リテーナーをつけておく、というのはマウスピース型ではない通常の矯正装置を装着した場合、なにかトラブルがあった時に対応しづらいので一旦装置を外し、治療を中断するいう状態です。帰国が難しい場合の対処としてはいいと思うのですが、8月に留学するということであれば治療自体も半年も進んでいない状態だと思いますので、帰ってから装置をつける方がよい気がします。(もちろん、治療内容にもよりますが。)
よろしければ一度お近くの矯正歯科にご相談ください。色々と具体的なお話が聞けると思います。
なぁさん、こんにちは。
梅田リンガルの谷木と申します。
海外留学中に矯正治療をするにはいくつかの方法が考えられます。
定期的な通院ができない場合にはインビザラインが第一選択だと思います。インビザラインは定期的にマウスピースを交換していくことによって歯を動かすため、ドクターの調整が基本的には必要ないからです。ただし、いくつかの注意点はございます。
1. アタッチメントが外れてしまうことがある
アタッチメントと呼ばれる歯の動きを正確にコントロールするために歯に付ける白い突起物が外れる場合があります。もしこの突起物が外れたてしまうと歯が計画通りに動かなくなります。海外留学中にはアタッチメントを使用しない治療計画が必要かもしれません。
2. IPRが必要となる場合がある
歯を並べる隙間が足りない場合には歯と歯の間を歯に影響がない範囲で削る必要があります。これは治療計画の中で必要なタイミングに医院で行うため、海外留学中にはIPRをしない治療計画を立てなければなりません。
3. インビザラインが歯にピッタリとフィットしなくなることがある
歯の形態や動きによってはインビザラインが歯に合わなくなる場合があります。本来は定期的に通院して装置の適合を確認する必要があります。海外留学中は医院で確認ができないため、自分である程度確認するか、写真でチェックしてもらうといいかと思います。最近では写真を医院に送信する専用のシステムもリリースされています。
このようにいくつかの注意点はございますが、もし何か起こってしまった場合にはインビザラインを先に進めずに使用中のものを使い続けることにより現状維持は可能です。インビザラインは留学中に歯列矯正を行うには最も適した装置だと思いますので検討されてみてください。

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