1分でわかる!歯周病・歯周炎・歯肉炎の違いとは?

歯茎の炎症、疾患はまとめて「歯周病」と説明されてしまいがちですが、実は細かく種類があるんです。

1分でまるわかり!歯周病、歯周炎、歯肉炎の違いについてご紹介します!

目次

  1. 歯周病・歯周炎・歯肉炎の違いとは?

歯周病・歯周炎・歯肉炎の違いとは?

歯肉炎

歯肉に付着したプラークにより、歯肉に炎症が起こった状態です。
歯茎や歯を支えている骨が溶けていない状態のため、歯石除去などの初期の歯周病治療を行うことで治癒が見込めます。
しかし、軽度なら大丈夫、と放置してしまうと歯周炎に進行してしまうこともあるのです。
 
歯肉炎にも歯の清掃不良からおこる歯肉炎、妊娠中に発生する妊娠性歯肉炎や高血圧治療薬、てんかん治療薬を服用している人に見られる薬物性の歯肉炎などさまざまなタイプが認められます。

成人性歯周炎

もっとも多いと言われている歯周炎で、慢性辺縁性歯周炎とも言います。
30代から始まり比較的ゆっくりと進行します。

初めはほとんど症状がなく、歯磨きをした時の歯肉から出血がある程度です。
進行するにしたがって、歯肉が腫れ、膿がでたり歯がぐらついて抜けてしまうことがあります。
早期の発見・治療で改善が見込めますよ。

若年性歯周炎


歯周病や歯周炎になるのは年齢があがってからだけではありません。

10代から20代前半の若年者の歯周炎を「若年性歯周炎」と呼びます。
歯磨きなどのお口の中のケアがしっかりできていても、若年性歯周炎になることがあり、原因として遺伝的問題が考えられています。

成人の歯周炎に比べて、歯を支えている骨(歯槽骨)が溶ける速度が早いことが特徴です。

急速進行性歯周炎

20代前半から30代半ばに起こる歯周炎で、早い速度で歯を支えている骨(歯槽骨)が溶かされていきます。

若年性歯周炎と似ていますが、こちらは30代もかかる歯周炎です。
早期の発見・治療が大切ですよ。

難治性歯周炎

歯周炎の種類というと少し異なりますが、治療効果がなかなか得られない歯周炎のことを「難治性歯周炎」といいます。

様々な歯周治療を行っても改善がみられない、一時的に改善してもすぐに再発してしまう歯周炎のことです。
歯周炎、歯周病はどれも完治するものではないため、どこまでの改善が見込めれば難治性歯周炎ではなかったと考えられるかは難しい問題とされているようです。

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