imacveryさん(埼玉県)の相談
現在中学3年の男子の歯科矯正のことでお伺いしたいと思います。
中学1年の夏より「下顎過成長による反対咬合」と診断され「QRによる上顎歯列の拡大とチンキャップによる下顎骨の成長抑制」の部分治療の段階での治療を受けております。
現在は上の歯並びもきれいに揃い、そろそろ身長の伸びも落ち着いてきたことから、全体に装置をつけ咬み合せを正しくする治療に入るところです。
今のままでは、歯を咬み合せても上と下にところどころ隙間があり上手く咬み合わせていない状態です。
下顎で問題なのが、レントゲン結果で第二大臼歯に第三大臼歯(親知らず)がかぶさった形になっており、第二大臼歯が右も左も生えてくることが出来ないと診断されています。これは以前から言われていたことで、1年前に写したレントゲン写真と、今回写したレントゲンと変わりありません。
このまま放置しておけば、第二大臼歯と第三大臼歯の生えてくる可能性はゼロとのことです。
今のまま下顎の矯正を始めても、「両側に二本埋もれているので、矯正後もすぐ押されて元に戻ってしまう。
矯正をする意味がない。」との診断。
よって、口腔外科を紹介され、この夏にまだ生えていない根の状態の第三大臼歯(親知らず)の根を手術で左右取り除く手術を勧められています。
この手術によって、第二大臼歯が必ず生えるという補償はない、かなり根の部分が下顎管と近接しているために、麻痺や味覚障害などの後遺症が残る可能性もある、1時間少々かかる部分麻酔での小手術になるとのこと、右と左別な日に2日に分けて処置をする等の説明を受けました。
通院中の病院は南浦和、紹介された口腔外科も南浦和なのですが、設備が少ないため、そこにきている医師の神奈川県にある口腔外科での
手術になります。
素人のため、言われるままになるしかありません。実際に見ていただいていない状態で質問するべきではないのですが、やはり今回の場合は他に方法はないのでしょうか?医師の誰もが同じような判断をするような例なのでしょうか?
何卒、ご回答よろしくお願い致します。
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- さいとう歯科矯正クリニック
- ( 岩手県 宮古市 )
http://www.citydo.com/sp/0193-62-3196
『そろそろ身長の伸びも落ち着いてきた』との事ですが、「外科的矯正手術を併用しない症例」であると仮定してお話します。
反対咬合である場合では得に下顎臼歯部でのディスクレパンシーというのが問題視される傾向にあります。「第3大臼歯がその前の第2大臼歯を押して、さらに第1大臼歯を押して...」というものです。
『矯正後もすぐ押されて元に戻ってしまう。矯正をする意味がない。』とまでは言いませんが、取れるなら取るに越した事がないとは思われます。
ただ、レントゲンを見ていないので、第2大臼歯については何とも言えません。『麻痺や味覚障害などの後遺症が残る可能性』についてはその医師の判断になります。『1時間少々かかる部分麻酔での小手術』は別に珍しい事ではありません。
レントゲンを借りて(大抵、貸し出しはしてくれます)近くの大学病院の口腔外科にセカンドオピニオンを求める事をお勧めします。それを嫌がるようなドクターなら止めるべきかもしれません。決して『素人のため、言われるままになる』必要はないのです。