矯子さん(東京都)の相談

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  • 投稿者 矯子 さん [45才 女性 ] 2007/06/07/ 11:27
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矯正を始めて約3年。今年15才高校に通い始めたばかりの息子の矯正の先生が、先生の都合で逗子に行ってしまい、逗子まで通って欲しいといわれました。(もともと他からk歯科クリニックに通いの先生でした。)「今後まだ1年程月1回矯正にかかり、その後、後戻りしない様にするため2年程、年に4回かかりそう。交通費がかかる為治療費は頂かない」といわれました。通えなければ近くの矯正歯科を紹介していただけるのですが費用の話はしてくれません。どの程度払い込んだ費用を返還していただけるのかも、はっきりきいたほうが良いですよね?!(費用の話を聞くのは先生が通って来ていたk歯科クリニックの医師でいいのかしら?)もし転院して先生が変わった場合のリスクは費用以外治療において、どんなことが生じるでしょうか?がんばって通った方がいいのでしょうか?

フォーラム矯正歯科
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矯子さん こんにちは フォーラム矯正歯科の坂寄と申します。
よくあること、と言っては何ですが、勤務医の先生のご開業などで患者さんが通院困難になることは実際あり得ます。私自身大学病院を退職する際に同じように茨城県取手市の私のオフィスまで通っていただいた患者さんが何人かおられました。
さて「費用」の話は臆せずK歯科クリニックの院長先生にうかがってください。逗子の先生のおっしゃる「交通費がかかるため治療費はいただかない」というのはまことに良心的なお話ですが、もし通えない、というのであれば「転医」を考えざるを得ません。治療の進行情況を考えた上で治療費の返還に応じる、というのは矯正医の務めでもあります。とりあえずK歯科クリニックの院長先生に申し出た上で、清算費用をK歯科クリニックが払うのか、逗子の先生が払うのかは患者さんが考える必要はありません。
リスクについてですが、矯正医によって矯正方法や矯正治療のゴールとするところが若干異なる場合があります。転医先の矯正医のもとで新たに検査、診断という事になろうかと思いますが、これには「これから先の治療には自分が責任を持ちます」という責任表明も含まれます。その際これまでの治療方針に沿って引き続き行います、という場合もあれば、大きな方針変更や矯正装置の変更が出てくる場合もあります。いずれにせよ転医先の方針にきちんとしたがっていただくことが最良と考えます。なお、転医があった場合、さきの検査、診断のタイムラグなどのために治療期間が伸びる場合がございます。理想を言えば、息子さんは「逗子の先生」に通われるのがベストですが、物理的に通えなければどうしようもありません。転医という選択肢しかありません。
この場合の「費用」についてはご質問にはないようですが、これも転医先の先生が、清算費用は***円ありますので、こちらでは***円プラスアルファ円いただきます、ということになりましょう。矯正治療で一番難しいのは治療を始めることではなく、きちんと治療を終える事です。(後戻りしないようにする「保定」もふくめて。)そういう立場に立ったドクターが「只働き」にならないようにしていただきたいと思います。

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