3Fさん(千葉県)の相談
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2年前に右奥歯が虫歯で抜けて、前歯に隙間が出来、以前から出っ歯を気にしていたために、この年齢になって歯列矯正を始めることにしました。年齢のこともあり不安だったのですが、担当の先生からは、歯も骨も20代のFと変わらない程しっかりしているので大丈夫と言われています。
当初、上の歯だけ装置を付ければ良いと言われていたのですが、下の歯で1本だけ前に出ているのがあり、上の歯がきれいに並んだ後で、その1本に押されるかたちで、その真上の歯が戻ってしまう恐れがあり、やはり下の歯も矯正が必要になるであろうとのことです。
しかし、下の歯は顎に対して隙間が無く、引っ込めようが無い。従って、下の前歯4〜5本を、左右0.5ミリずつくらい削って、隙間を作るような形で、1本だけ出た下の歯を引っ込めていくことになるだろう。「まずは上の歯を矯正しながら考えて行きましょう。」と言われました。
上だけの矯正でも、上下でも、金額は同じだとのことです。
それは良いのですが、下の前歯4〜5本は、全く虫歯が無く健康な歯なので、たとえ0.5ミリでも削ることに抵抗があるのです。
担当の先生は、わずか糸1本分削る程度なので、歯の強度には影響ないと言われます。
説明も丁寧にして下さって、信頼出来る先生なのですが、この点に関してだけは、このまま続けて良いのだろうかと考えてしまいます。
歯の両側を薄く削って隙間を作るのは、虫歯になりやすくなったりしないのでしょうか?ご回答をよろしくお願い致します。
- プロ矯正歯科
- ( 東京都 墨田区 )
プロ矯正歯科
http://www.6777.jp/
あなたの下の歯並びを治療するためにおこなう処置は「エナメルストリップス」といいます。
一般的に30代以降の年齢の方の歯科矯正治療をおこなう場合、出来るだけ抜歯をせずに良好な歯並びを獲得することが重要となります。何故なら、10代〜20代で歯を失う理由が虫歯なのに対して、40代以降に歯を失う理由は歯周病となります。歯周病は生活週間病のひとつであり、自己が無意識のうちに症状が進行します。特に下の前歯の並びが悪いと局所的に症状が進行します。
つまり、わずか0.5ミリのエナメルストリップによる虫歯リスクと、悪い下前の歯並びを放置した結果生じる可能性のある歯周病のリスクを比較した場合、あきらかに後者のリスクが大きくなります。
私自身歯科矯正学を学んでおおよそ15年経過しましたが、30代以降の歯科矯正治療の場合は下顎の抜歯は可能な限り避けた方が、治療後の経過がよろしいです。
上顎の場合はこれにあてはまりません。理由としましては上顎と下顎の骨の質の違いや、環境的因子が挙げられると思います。
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あなたの下の歯並びを治療するためにおこなう処置は「エナメルストリップス」といいます。
一般的に30代以降の年齢の方の歯科矯正治療をおこなう場合、出来るだけ抜歯をせずに良好な歯並びを獲得することが重要となります。何故なら、10代〜20代で歯を失う理由が虫歯なのに対して、40代以降に歯を失う理由は歯周病となります。歯周病は生活週間病のひとつであり、自己が無意識のうちに症状が進行します。特に下の前歯の並びが悪いと局所的に症状が進行します。
つまり、わずか0.5ミリのエナメルストリップによる虫歯リスクと、悪い下前の歯並びを放置した結果生じる可能性のある歯周病のリスクを比較した場合、あきらかに後者のリスクが大きくなります。
私自身歯科矯正学を学んでおおよそ15年経過しましたが、30代以降の歯科矯正治療の場合は下顎の抜歯は可能な限り避けた方が、治療後の経過がよろしいです。
上顎の場合はこれにあてはまりません。理由としましては上顎と下顎の骨の質の違いや、環境的因子が挙げられると思います。