もずく酢さんの相談
カテゴリ:治療中のケア、調整
噛み合わせと綺麗な歯並びについて
25歳から開咬と歯並びの悪さで抜歯矯正をはじめました。
表側ワイヤー矯正です。
1年3ヶ月経って、噛み合わせの調整(顎間ゴム装着)に入りました。
もともと奥歯が舌側に傾いている状態です。普通なら奥歯って| |こうなってると思うんですが、私の歯は) (こんなふうに奥から2番目の歯が内側に入り込んでいる状態です。
先生に聞いたところ、噛み合わせが合ってるのでこのままにする、と言われましたが正しく噛めているのか不安です。
質問は、噛み合わせがあっていれば奥歯の舌側への傾きはそのままにする場合はありますか?
理想の歯並びと完成形が違う気がして質問させていただきました。
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- ミライズ矯正歯科 南青山
- ( 東京都 港区 )
- 2025-04-25 00:08:00
もずく酢様
はじめまして。
このたびはご相談いただき、ありがとうございます。
1年3ヶ月にわたる矯正治療、本当にお疲れ様です。噛み合わせの調整段階に入られたとのことで、治療もいよいよ終盤ですね。
ご質問の「奥歯の舌側傾斜(内傾)をそのままにすることがあるか」について、専門的な立場からお答えいたします。
まず、奥歯の傾きについてですが、理想的な状態は“垂直”ではありません。
実際には、上の奥歯はやや頬側(外側)へ、下の奥歯はやや舌側(内側)へ傾いている状態(いわゆる「バッカルトルク」)が、機能的にも審美的にも安定しているとされています。
この傾きにより、咀嚼時の力が顎の骨に対して自然に伝わりやすくなり、顎関節や歯への負担も分散されるのです。
そのため、一定の傾きがあっても上下の歯が正しく咬合し、咀嚼や発音に支障がなく、顎関節にも負担がなければ、「機能的に問題のない安定した咬み合わせ」として治療を完了とする判断もあり得ます。
ただし、患者様自身が仕上がりに違和感を感じていらっしゃる場合は、その思いを担当医に率直に伝えることがとても大切です。
見た目の理想と機能性のバランスを再確認し、必要であれば微調整を行うことも可能です。
当院でも、治療の最終段階では「患者様の満足度」と「専門的な妥当性」の両立をとても大切にしております。
ぜひ遠慮なく、疑問や不安を解消しながら治療を進めていただければと思います。
応援しております。
はじめまして。
このたびはご相談いただき、ありがとうございます。
1年3ヶ月にわたる矯正治療、本当にお疲れ様です。噛み合わせの調整段階に入られたとのことで、治療もいよいよ終盤ですね。
ご質問の「奥歯の舌側傾斜(内傾)をそのままにすることがあるか」について、専門的な立場からお答えいたします。
まず、奥歯の傾きについてですが、理想的な状態は“垂直”ではありません。
実際には、上の奥歯はやや頬側(外側)へ、下の奥歯はやや舌側(内側)へ傾いている状態(いわゆる「バッカルトルク」)が、機能的にも審美的にも安定しているとされています。
この傾きにより、咀嚼時の力が顎の骨に対して自然に伝わりやすくなり、顎関節や歯への負担も分散されるのです。
そのため、一定の傾きがあっても上下の歯が正しく咬合し、咀嚼や発音に支障がなく、顎関節にも負担がなければ、「機能的に問題のない安定した咬み合わせ」として治療を完了とする判断もあり得ます。
ただし、患者様自身が仕上がりに違和感を感じていらっしゃる場合は、その思いを担当医に率直に伝えることがとても大切です。
見た目の理想と機能性のバランスを再確認し、必要であれば微調整を行うことも可能です。
当院でも、治療の最終段階では「患者様の満足度」と「専門的な妥当性」の両立をとても大切にしております。
ぜひ遠慮なく、疑問や不安を解消しながら治療を進めていただければと思います。
応援しております。