hujiさんの相談

カテゴリ:その他

歯槽骨からの逸脱について

こんにちは。
非抜歯矯正で奥歯の遠心移動中に反作用で前歯が出っ歯になってしまいました。_(歯1本分くらい前に出て、抜歯矯正中のような見た目でした)
主治医に伝え、現在は前歯はほぼ元の位置まで戻っていますが、強い傾斜移動をしたのか左2番の歯が他の歯に比べ内側に倒れてしまっています。
さらに歯茎から歯根が透けてみえるくらい歯茎が薄く、指で触ると歯根の先の形まで分かる状態です。おそらく歯槽骨から歯が逸脱してしまっていると考えられるのですが、これは前歯を引っ込める(歯体移動)ことで歯槽骨内に収めてもらうことは可能なのでしょうか。歯肉退縮はあまり起きていないです。次回の受診日が先の為不安になり質問させて頂きました。

反作用での前歯の意図しない動きでご不安なお気持ちお察しいたします。
少しでも気持ちが和らぐようお力になれれば幸いです。
結論から申し上げますと歯槽骨内に収めることは可能だと思われます。
ただし歯根の太さ、歯槽骨の厚み等の条件が揃えばという条件付きですが。この先の治療が上手く進んでいくといいですね。主治医の先生としっかりコミニュケーションをとりながら治療を進めて行ってくださいね。
  • huji(36歳 )
  • 2025年09月05日18時03分
ご回答ありがとうございます。
歯槽骨内に収められるかもしれないとの事、安心致しました。
主治医の先生と相談してみたいと思います。
ご相談ありがとうございます。

まず、指で触って歯根の形が分かるという状況についてですが、実は正常な状態でも歯槽骨の厚みや歯肉の状態によって、指で触ると歯根の形が分かることがあります。そのため、触診だけでは歯槽骨からの逸脱(裂開)が起きているかどうかの正確な判断はできません。確実な診断にはCT検査による詳細な確認が必要となります。

ご質問いただいた「前歯を引っ込める歯体移動で歯槽骨内に収められるか」という点についてですが、前歯を引っ込める際、歯根は裏側(口蓋側)に移動することになります。この場合、裏側の歯槽骨に十分な厚みがあれば、歯根を歯槽骨内に適切に収めることは可能です。しかし、十分な厚みがない場合は、裏側の歯槽骨から歯根が逸脱する可能性もあります。裏側の歯肉は厚みが5〜6ミリほどあり分厚いため、表面から骨や歯根の様子を推し量ることは困難です。

現在、歯肉退縮があまり起きていないとのことですが、実際には歯槽骨から歯根が逸脱していても歯肉退縮が起こらず、臨床上問題が生じないことも多くあります。
また、矯正治療開始前から既に歯槽骨から歯根が逸脱していることもありますので、現在症状がないのであれば、過度にご不安になる必要はありません。

次回の受診時に、現在の状況について担当の先生とよく相談されることをお勧めいたします。
こんにちは。
大阪天満橋Y&Y歯科です。

ご自身の歯の状態をとても丁寧に観察され、しっかり把握されていますね。
それだけに、現在のご不安なお気持ちも大変よくわかります。
歯根が透けて見えるほど歯肉が薄くなっている状態とのことで、ご心配なことと思います。

まず、歯が歯槽骨から逸脱してしまった場合、再び骨の中にしっかりと戻すことは難しい場合が多いです。
特に骨や歯茎のサポートが薄くなっていると、無理に動かすことで歯肉退縮や骨のさらなる吸収を引き起こすリスクもあります。

また、実際にどの程度歯が骨から逸脱しているのかを判断するには、レントゲンやCTなどの精密な検査が必要です。
歯根の形が触ってわかるというのは、確かに歯槽骨の状態が関係している可能性があります。

不安が続くようであれば、次回の受診日を待たずに、早めに主治医の先生へご相談されることをおすすめします。
状態の確認だけでも、今後の対応や安心につながるかと思います。

どうぞお大事になさってください。

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