Aさんの相談

カテゴリ:治療中のケア、調整

大人の床矯正について

床矯正について
1週間ほど前から、床矯正を始めました。
現在20歳で、金銭的な面でアルバイトでも続けられそうだと判断し、少し不安でしたが床矯正を選択させて頂きました。

現在、上下とも装置をはめているのですが、下の顎が少し左寄りにズレてきました。
歯を見ても、アーチがズレているように見えます。
上の歯列は綺麗なアーチなのですが、元々下の歯が左寄りで、それが悪化してきたように見えます。
以前、友人とのお出かけでお話をする際、あまりに喋りにくいという理由で、つい下の装置だけ外してしまいました。これが良くなかったかなと反省しております。
今は、下だけネジを戻して着用しています。上は2回ほど巻いた状態です。

次の検診で相談するつもりですが、床矯正で顎の位置は変わらないでしょうか。このまま、下顎のズレに関しては治らないでしょうか。
顎関節症や顔の歪みなどが生じないかと不安です。

元々、上の1番が傾いていて、それが目立ってしまうのを改善したくてはじめた床矯正ですが、本来は下の歯並びの方が悪く、噛み合わせなども配慮して下にも床矯正した方がいい、と先生から助言を頂き、下にも付けることにしました。

良ければ助言をよろしくお願いします。

※一部内容を修正・割愛いたしました(運営部)

床矯正装置は、主に歯並びを横に押すことによって拡げる装置です。

拡げると、歯は平行移動ではなくて横に起き上がる(傾きが変わる)ので、かみ合わせやアゴの位置が変化することがあります。
拡げ終わると落ち着く場合もありますし、逆に悪化していくことも考えられます。

Aさんの治療方針は、床矯正で拡大してからマルチブラケット装置(いあゆる矯正金具)もしくはインビザラインのようなカスタムメイド矯正装置を10ステージ以上使うような本格矯正は予定されていますか?
アゴやかみ合わせのズレを修正する場合、成人してからの床矯正治療では、移動する際の精密さや移動量など、いずれの面でも不充分な場合があります。

担当医によく確認するされ、もしその説明に充分納得ができない場合、日本矯正歯科学会専門医や日本臨床矯正歯科医会会員の勤務する医院(それが難しければ日本矯正歯科学会認定医以上の資格を有する歯科医師)に一度意見を聞くのもひとつの方法だと思います。
読ませていただきました。

成人の患者様の場合はブラケットを装着しての矯正治療が一般的です。小児に使用する事が多いです。床矯正は歯に何も装着されていません。細かな歯の移動は難しいと思います。おそらく施術されている歯科医院は専門歯科医院ではないかと思います。歯を前に押す事が主な効果です。歯列拡大するような行為で歯を排列していきます。

ご心配されているような顎の位置に変化はありません。歯が動くとによって、かみ合わせは変化します。そういった状態だと思います。

床矯正は使用時間に大きく左右されます。また、しっかり保定しないと後戻りも心配です。よく先生とご相談ください。

治療が成功する事を祈っています。

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