MaMaさん(埼玉県)の相談

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  • 投稿者 MaMa さん [39才 女性 ] 2006/12/19/ 10:46
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12才の娘の事で相談します。
噛み合わせが悪かったので、小学3年位の時に上あごを広げる矯正をして、今は、12才臼歯が生えたら歯並びを直す矯正をするために半年に1回の定期健診に行っています。
歯の状態は、前歯2本が大きいので隣の歯が後ろに引っ込んで八重歯が生えてきた状態です。矯正する場合は、2本抜歯して矯正するということです。
矯正器具を付ける事で悩んでいます。
娘は今、金管クラブで楽器を吹いているんですが、中学、高校と進んでも吹奏楽部でトランペットなどの金管楽器を吹きたいそうです。しかし矯正器具を付けると楽器が吹けなくなってしまうので、悩んでます。裏側矯正をと考えていますが、裏側矯正をしてない歯科もあると聞きました。現在、通院している歯医者にはまだ相談してないのですが、もし裏側矯正をしてない場合どうしようか悩んでいます。
娘は、矯正もしたいけど金管楽器を諦められないと言ってます。なので、とりあえずは今しかできない楽器を吹くという方を優先させ、矯正の方は一時中断して大人になってから考える方法をとろうかと考えていますが、どうでしょうか?やはり、矯正は子供の頃にした方がいいのでしょうか?それと、矯正を中断したいとお願いしてもいいのでしょうか?また、中断できますか?あと、裏側矯正は痛みや直り具合に表に付ける場合と違いはありますか?

フォーラム矯正歯科
http://www.home.cs.puon.net/forumor/

MaMaさんこんにちは。フォーラム矯正歯科の坂寄と申します。
矯正中には金管楽器、トランペットなどが吹けなくなってしまう、ということを大前提としておられるようですが、私の結論は「吹ける」です。
私の患者さんでも、ユーフォニュームを吹いてらっしゃる方、クラリネットを吹いてらっしゃる方、いろいろいらっしゃいます。
別に支障は出ておりませんが、管楽器の演奏によって治療期間が多少伸びる事はあると思います。でも吹けなくなるわけではございません。
もちろん矯正の先生によっては、矯正中の管楽器は禁止!とおっしゃる方もおいででしょう。
また吹奏楽の顧問の先生の方で、矯正中かどうかのチェックをして、それによって楽器のパートを決める、という話も聞いたことがあります。
私の考えはこうです。矯正のために自分の好きな事を諦めるのは本末顛倒であると。できるなら、矯正も楽器も両方やってください、ということです。
矯正は中断して大人になってから矯正する。これも一つの考え方です。 中断も可能ですし、中断できると思います。
矯正治療はほぼ自由診療ですから、ある意味で「契約」の世界です。
患者さんの都合での中断である以上、返金まで期待する事はできませんが、治療の終了も中断も、転医も可能です。
子供さんのうちに矯正した方が楽なのは確かです。
成人してからでは通常、周りに矯正をしている人などいませんので、社会的な意味で難しいのです。
「裏側矯正」たぶんリンガルテクニックのこと かと思いますが、12歳の患者さんでは通常考えられません。
なぜなら成人の方と違って歯の後ろ側の露出面積が小さいのです。
「裏側矯正」は仕事を持っていらっしゃる成人の患者さんにとって、審美的な意味で必要なテクニックとお考えください。
決して管楽器奏者のために快適なものではありません。むしろ舌の動きが若干妨げられる分、演奏にはマイナスかもしれません。
全体としての痛み、直り具合などには差はないと思いますが。
以上、お答えになりましたでしょうか?なお、管楽器演奏と矯正治療については、今年2月および5月ごろにも私がご質問にお答え しておりますので、ご参考までに。

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