るみもさんの相談
カテゴリ：装置・治療法
13歳 歯根が短い&外傷性骨嚢胞
こんにちは。
13歳子供の矯正で悩んでいます。
8〜9歳の時に床矯正をしましたが結局上手く入らず右上第一小臼歯が90度ねじれて内側に入り隣の犬歯が少々前に出ている状態です。
矯正歯科医に診てもらったところ、上前歯4本の歯根が短く、上の歯が全体的に2ミリ右にずれており、通常よりゆっくり時間をかけて動かし3ヶ月に一度レントゲン を撮りながら進めるとのことでした。最初に親知らず4本抜歯、矯正期間は20カ月。
セカンドオピニオンで行った矯正歯科医は上4本は歯根が短かく動かさない方が良いので、90度捻れた歯を一本抜いて一年間自然に歯が動くのを観察して上手く動いていなかったら部分的にブリッジで矯正またはインビザライン使用。
という事でした。おまけにセカンドオピニオンで行った矯正歯科で外傷性骨嚢胞が見つかりました。今のところ歯に影響は出ていないようなのですがこのまま経過観察で良いのか、専門医に行って治療した方が良いのか今一はっきりした方針が出ず悩んでいます。
矯正歯科医二人の矯正プランがあまりにも違い
途方に暮れてしまいそうです。他の先生方のご意見もお聞かせいただけると幸いです。よろしくお願い致します。
-
- 医療法人愛美会 アイ矯正歯科クリニック
- （ 神奈川県 横浜市鶴見区 ）
- 2020-12-24 10:56:00
読ませていただきました。
2軒の歯科医院ともに矯正専門歯科医院でしょうか？この場合は専門歯科医院をお勧めします。
歯根の短い4前歯に関する扱いは同じです。2軒とも4前歯は移動させたくないという見解は同じです。
右上の第一小臼歯が90度捻じれて内側に入っているために2�仞誼羸�が右側にずれているのだと思います。問題は捻じれている第一小臼歯をまっすぐにして歯列に加えるだけの隙間があるか？ということです。1軒目の歯科医院は非抜歯、親知らずだけを抜歯して少し場所を作り捻じれている第一小臼歯を回転させて治療する。歯根吸収が進行すれば途中でもやめるという事でしょう。
2軒目は第一小臼歯の捻転はあきらめて抜歯してしまう。おそらく隣の犬歯は自然に内側に移動します。さらに後方の歯が前方に移動してくれる事も期待する。もし移動が起きなければその隙間を矯正治療で閉鎖するというものです。この場合の問題は上顎の正中線がさらに右にずれる可能性があります。右側だけの抜歯症例になるからです。この歯科医院に関する記載から第一小臼歯を抜いてもそれほど大きなスペースができるわけではない事がわかります。第一小臼歯の捻転を治して歯列に加えるにはスペースがなくて不可能だという診断です。前歯にブラケットを接着したくないので部分矯正の選択ですね。マウスピースは違うと思います。前歯にも負担がきます。
難しい選択です。4前歯が短根歯でも問題のない場合もあります。短くでも太い歯根の状態ならそれほど進行するとは思えません。そういった画像の歯根であれば私は通常通りに治療します。
脆弱な歯根で細く、歯根の輪郭が不鮮明な場合は前歯には装置はつけません。この場合は歯根吸収が進行する可能性があります。ワイヤーとブラケット、あるいはマウスピースタイプをなるべく使用しません。前歯に負担がかかるからです。私ならリンガルアーチを工夫したりして前歯には最小の負担を考えた治療をします。例えばその側の親知らずを抜歯して大臼歯を後方に移動して隙間を作るといったやり方をします。イクステンションリンガルアーチと呼ばれる方法です。
外傷性骨嚢胞ですが、行かれているのが矯正専門歯科医院でしたら口腔外科医をよく知っているはずです。そちらから紹介して頂ければ治療する必要があるか判断してくれます。矯正歯科医は腕の良い口腔外科医を知っているはずです。外科矯正などで一緒に治療しているからです。
はっきりとしたお答えが出来ずにすみませんでした。4前歯の歯根吸収の状態、右上第一小臼歯の捻転とその部分の排列に必要なスペースの量がわかりません。両方の歯科医院ともに可能性のある話です。
治療が成功する事を祈っています。
2軒の歯科医院ともに矯正専門歯科医院でしょうか？この場合は専門歯科医院をお勧めします。
歯根の短い4前歯に関する扱いは同じです。2軒とも4前歯は移動させたくないという見解は同じです。
右上の第一小臼歯が90度捻じれて内側に入っているために2�仞誼羸�が右側にずれているのだと思います。問題は捻じれている第一小臼歯をまっすぐにして歯列に加えるだけの隙間があるか？ということです。1軒目の歯科医院は非抜歯、親知らずだけを抜歯して少し場所を作り捻じれている第一小臼歯を回転させて治療する。歯根吸収が進行すれば途中でもやめるという事でしょう。
2軒目は第一小臼歯の捻転はあきらめて抜歯してしまう。おそらく隣の犬歯は自然に内側に移動します。さらに後方の歯が前方に移動してくれる事も期待する。もし移動が起きなければその隙間を矯正治療で閉鎖するというものです。この場合の問題は上顎の正中線がさらに右にずれる可能性があります。右側だけの抜歯症例になるからです。この歯科医院に関する記載から第一小臼歯を抜いてもそれほど大きなスペースができるわけではない事がわかります。第一小臼歯の捻転を治して歯列に加えるにはスペースがなくて不可能だという診断です。前歯にブラケットを接着したくないので部分矯正の選択ですね。マウスピースは違うと思います。前歯にも負担がきます。
難しい選択です。4前歯が短根歯でも問題のない場合もあります。短くでも太い歯根の状態ならそれほど進行するとは思えません。そういった画像の歯根であれば私は通常通りに治療します。
脆弱な歯根で細く、歯根の輪郭が不鮮明な場合は前歯には装置はつけません。この場合は歯根吸収が進行する可能性があります。ワイヤーとブラケット、あるいはマウスピースタイプをなるべく使用しません。前歯に負担がかかるからです。私ならリンガルアーチを工夫したりして前歯には最小の負担を考えた治療をします。例えばその側の親知らずを抜歯して大臼歯を後方に移動して隙間を作るといったやり方をします。イクステンションリンガルアーチと呼ばれる方法です。
外傷性骨嚢胞ですが、行かれているのが矯正専門歯科医院でしたら口腔外科医をよく知っているはずです。そちらから紹介して頂ければ治療する必要があるか判断してくれます。矯正歯科医は腕の良い口腔外科医を知っているはずです。外科矯正などで一緒に治療しているからです。
はっきりとしたお答えが出来ずにすみませんでした。4前歯の歯根吸収の状態、右上第一小臼歯の捻転とその部分の排列に必要なスペースの量がわかりません。両方の歯科医院ともに可能性のある話です。
治療が成功する事を祈っています。
-
- るみも(46歳 女性 会社員 ）
- 2020年12月28日12時20分
お忙しい中お返事頂きありがとうございました。矯正に適した年齢に始めたかったのでなんとなく焦り気味で治療を始めようとしていましたが、もう少し時間をかけて納得のいく治療方法、歯科矯正医院を探したいと思います。少し気持ちに余裕ができた気がします。ありがとうございました！
-
- Silver Lace矯正歯科
- （ 埼玉県 さいたま市浦和区 ）
- 2020-12-24 12:28:00
さいたま市のSilver Lace矯正歯科と申します。
詳しいことがよくわからないので何とも言えませんが、実際に子供さんのお口の中を拝見した矯正歯科医の意見が分かれているということで、かなり難しい症例なのではないかと思います。
このような場合、文字だけでお話しするネット相談室のようなところに意見を聞くのは危険で、余計に混乱するだけだと思いますのでやめた方が良いと思います。
矯正歯科医個人の意見が分かれるような症例は、もう少し他の矯正歯科医院の意見を聞きに行くか、大学病院の矯正歯科にかかるのが無難だと思います。大学病院では、難しい症例については医局全体の会議にかけたりすることもしますのでご検討下さると良いと思います。
詳しいことがよくわからないので何とも言えませんが、実際に子供さんのお口の中を拝見した矯正歯科医の意見が分かれているということで、かなり難しい症例なのではないかと思います。
このような場合、文字だけでお話しするネット相談室のようなところに意見を聞くのは危険で、余計に混乱するだけだと思いますのでやめた方が良いと思います。
矯正歯科医個人の意見が分かれるような症例は、もう少し他の矯正歯科医院の意見を聞きに行くか、大学病院の矯正歯科にかかるのが無難だと思います。大学病院では、難しい症例については医局全体の会議にかけたりすることもしますのでご検討下さると良いと思います。
-
- るみも(46歳 女性 会社員 ）
- 2020年12月28日12時25分
お返事いただきありがとうございました。
おっしゃる通りだと思います。もう少し時間をかけて検討していきたいと思います。ありがとうございました。
おっしゃる通りだと思います。もう少し時間をかけて検討していきたいと思います。ありがとうございました。
