ゆうさんの相談

カテゴリ:時間と期間

治療の進捗が遅い

  • 投稿者 ゆう さん [27才 男性 会社員] 2020/12/26/ 20:20
  • カテゴリー 成人矯正 時間と期間 治療中
  • お悩みの歯 上あご右1番 上あご右2番 上あご右3番 上あご左1番 上あご左2番 上あご左3番 下あご右1番 下あご右2番 下あご右3番 下あご左1番 下あご左2番 下あご左3番

上顎前突を主訴として現在矯正治療を受けております。
現在の治療開始から1年半程が経ちました。
動的治療開始から調整回数は18回になります。
基本的に4週間に一度程度のスパンで調整しております。
抜歯矯正を行っており上下左右4番の歯を抜歯しています。
治療前の説明では動的治療期間は2年から2年半とのことでした。

元々の歯並びに関しては、前歯に前突や空隙がありました。
一方で噛み合わせに関しては、良い状態であり、殆ど問題がないとのことでした。。

現段階では、アンカースクリューを用いて犬歯を後ろに移動させています。
まだ犬歯のみで前歯上下各4本はまったく後ろに下がっていない状態です。

私が懸念していることとしては、治療の進捗が遅く感じることにあります。
ネット上で他の矯正治療を受けている方の情報などを見たりしますが、私と比較すると治療の展開が早いです。

例えば、私はレベリングに10か月程度掛かりましたが、他の方は長くても6ヶ月程度で終えられているように思えます。
またアンカーの埋め込みもレベリングが終わってからになりますので、10か月程度掛かっていますが、他の方だとかなり初期の段階付けられている方が見受けられます。
アンカースクリューでの犬歯の移動も現在7か月程度行っておりますがまだ終わっておりません。

勿論個人差があることもわかります。
しかし、私よりも元の歯並びがかなり悪く見える状態の方でももっと治療のステップが早いのでどうしても気になってしまいます。

そこで治療の内容について、いくつか疑問があります。
一般論でいいので教えて頂きたいです。

・アンカースクリューでは、安定的な固定源があるため犬歯から前歯とステップを分けずに一気に前歯を後ろに下げることが可能との説明がよく見られますが、私は従来通り犬歯だけを動かしてい次に前歯上下各4本を下げます。
アンカースクリュー使用時の場合どのような理由を基にステップを分ける意味があるのでしょうか?

・私が使用しているブラケットはセルフライゲーションとしても使える他、結紮をすることも可能なモデルのようです。
治療の最初3か月程度は結紮をしていなかったのですが、以降すべての前歯に結紮を行っております。
セルフライゲーションの特徴として摩擦抵抗を少なくして治療を早めるといったことがよく挙げられてますが、あえて結紮を行う理由はあるのでしょうか?

ワイヤーの付け外しやゴム交換などは衛生士の方が行い、認定医の資格をもった医院長は30秒程度確認して衛生士の方へ指示をだすような感じの治療で
す。
正直なところ、しっかり診療して頂けていない感がいなめず、治療を先延ばしされているように感じてしまいます。
各調整毎での進捗が悪く、変化がとても少なく感じます。
前歯全体を下げるためにゴムを引っかけるフックも8か月も前に装着したのに、いまだ一度も使用していません。

私が抱いている疑念が杞憂であればいいのですが、一般的な観点から見たときにどうなのかをお聞きしたいです。

※一部内容を修正しました(運営部)

読まして頂きました。ご心配はよくわかります。

少し短めに治療期間を言われています。私は抜歯症例の場合は2年から3年、場合によっては3年を超える場合もあると説明しています。私は少し長めに説明します。

歯の移動で一番妨げになるのはかみ合わせです。例えば上顎の歯を動かすときに下顎の歯が邪魔する事があります。これがもっとも歯の移動の妨げになります。

アンカースクリュウですが治療期間に影響はありません。固定源として強いので使用されているのでしょう。歯の移動速度にはまったく影響はありません。固定源というのは前歯を動かすのに臼歯部からゴムでけん引するとします。その場合、前歯も後方に移動しますが、臼歯も前に移動します。厳しい症例の場合は臼歯が前に出てきては困ります。そこでアンカースクリュウ、骨の中に入れたねじからけん引すれば前歯だけで後方に移動します。加強固定装置と言います。他にも種類があります。犬歯の移動速度には影響しません。

セルフライゲーションで摩擦抵抗を少なくして歯の移動速度が速くなるというのは疑問です。私はそう思っていません。摩擦抵抗が少なれば歯に加わる力が強くなります。しかし、歯に加える力を強くしてよいのでしょうか?そんな事はありません。歯に加えてよい力を超えてはいけません。従って摩擦抵抗が少なるというのが移動によいか?というのは疑問です。摩擦抵抗を考慮した力を加えれば問題はないし、歯に加わる力が増加するのは歯にとってはよい事ではありません。歯根吸収の原因になります。結紮するのがもっともよいです。結紮する方向、力などを調節できます。結紮しだしたのには理由があるはずです。

歯科医が関わる時間が短いのはよくありませんね。それは歯科医院のやり方、システムだと思います。私はそういった治療をしていないので賛成はできません。

犬歯だけを移動させる治療は丁寧な治療をしていると思います。犬歯は歯根が長いしっかりとした歯です。それを前歯と含めて移動すると抜歯している場所に傾斜してしまう事があります。しっかりと犬歯を予定した位置に移動してから前歯を移動するというのは問題はないです。症例によっても違います。

犬歯が予定した位置に移動すれば4前歯の移動は早いです。犬歯の移動中は前歯に変化がないので遅く感じているのかもしれません。

治療が成功する事を祈っています。

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