ぱんだぱんさんの相談
カテゴリ:装置・治療法
下の歯が前に倒れてくる
顎顔面矯正・四年目の娘(小4)について相談です。
もともとガタガタの歯並びが、
長期の顎顔面矯正でかなりキレイになりました。
数度の装置を経て、春からは装置なしで様子見していたのですが、みるみるうちに下の歯が全体的に前に倒れてくる&上の歯の一番大きな前歯の横(2本)が後ろに引っ込んできました。
この上の歯2本は、下の歯よりも後ろに重なるようになってしまい…。矯正当初から、「舌で下の歯を押すクセがあるから治すべき」と言われてプレオルソも支給されています。
しかし長時間つけていられません。
なかなかプレオルソを付けられない(嫌がる)場合、歯科矯正の先生としては「お手上げ」ですか?
また、直近の装置が最終回だと言われていたので喜んでいたのに、やっぱり「もう一度装置を入れる」と言われて、娘も悲しがっています。
顎顔面矯正としては、これが限界なのでしょうか?
違う方法があるのならご教示頂きたいです。
※一部内容を修正・割愛しました(運営部)
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- 名古屋西矯正歯科クリニック
- ( 愛知県 海部郡 )
- 2025-06-05 10:03:00
現時点で考えられること、アドバイスできることを以下にまとめます。
1. プレオルソについて
プレオルソは、舌の癖を治したり、口呼吸を改善したりすることで、歯並びの後戻りを防ぐ効果が期待できる装置です。しかし、長時間つけられないとのことなので、以下のことを試してみてはいかがでしょうか。
プレオルソをつける時間を少しずつ伸ばしていく:最初は短時間から始め、慣れてきたら徐々に時間を長くしていく。
プレオルソをつけている間、楽しいことをする:テレビを見る、本を読むなど、プレオルソをつけている時間をポジティブなものにする。
先生と相談して、プレオルソ以外の装置を検討する:他にも、T4K(トレーナーポジショナー)など、同様の効果が期待できる装置があります。
専門家による口腔筋機能療法(MFT): 舌の癖を改善するためのトレーニングを受けるのも有効です。MFTを行っている歯科医院を受診してみるのも良いかもしれません。
※※※おそらくこれが予後においても1番重要になります。※※※
2. 歯並びの後戻りの原因について
担当の先生からは「舌で下の歯を押す癖があるから」と説明があったようですが、それ以外にも以下のような原因が考えられます。
成長期による顎の成長の変化:顎の成長は個人差が大きく、矯正治療後も変化することがあります。
歯ぎしりや食いしばり:無意識のうちに歯に力が加わり、歯並びが変化することがあります。
保定装置(リテーナー)の不使用: 矯正治療後、歯並びを安定させるために保定装置を使用する必要があります。しかし、今回は装置なしで様子見していたとのことなので、保定期間が十分でなかった可能性もあります。
3. 今後の治療について
担当の先生が「もう一度装置を入れる」とおっしゃっているとのことですが、以下のことを確認してみてください。
どのような装置を使用するのか?
治療期間はどのくらいか?
治療の目的は何か?(歯並びを元に戻すのか、現状維持を目指すのかなど)
今回の治療で、後戻りの原因を根本的に改善できるのか?
他の治療法はないのか?
先生の説明に納得できない場合は、セカンドオピニオンを求めるのも一つの方法です。他の歯科医院で診てもらい、意見を聞くことで、より納得のいく治療法を選ぶことができるかもしれません。
4. 顎顔面矯正の限界について
顎顔面矯正は、顎の成長をコントロールすることで歯並びを改善する治療法ですが、すべての場合に効果があるとは限りません。成長期のタイミングや、患者さんの協力度合いによって、効果は大きく左右されます。担当の先生が「顎顔面矯正としては、これが限界」とおっしゃっている場合、他の治療法(外科的矯正など)を検討する必要があるかもしれません。
5. 娘さんの気持ちに寄り添うこと
4年間も矯正治療を頑張ってきたのに、また装置をつけなければならないとなると、お嬢様も大変ショックを受けていると思います。まずは、お嬢様の気持ちをしっかりと受け止め、「辛かったね」「よく頑張ったね」と声をかけてあげてください。そして、「歯並びがキレイになることは、将来の笑顔につながるんだよ」と、前向きな気持ちで治療に取り組めるように励ましてあげてください。
お嬢様の歯並びが改善し、笑顔で毎日を過ごせるようになることを心から願っています。
1. プレオルソについて
プレオルソは、舌の癖を治したり、口呼吸を改善したりすることで、歯並びの後戻りを防ぐ効果が期待できる装置です。しかし、長時間つけられないとのことなので、以下のことを試してみてはいかがでしょうか。
プレオルソをつける時間を少しずつ伸ばしていく:最初は短時間から始め、慣れてきたら徐々に時間を長くしていく。
プレオルソをつけている間、楽しいことをする:テレビを見る、本を読むなど、プレオルソをつけている時間をポジティブなものにする。
先生と相談して、プレオルソ以外の装置を検討する:他にも、T4K(トレーナーポジショナー)など、同様の効果が期待できる装置があります。
専門家による口腔筋機能療法(MFT): 舌の癖を改善するためのトレーニングを受けるのも有効です。MFTを行っている歯科医院を受診してみるのも良いかもしれません。
※※※おそらくこれが予後においても1番重要になります。※※※
2. 歯並びの後戻りの原因について
担当の先生からは「舌で下の歯を押す癖があるから」と説明があったようですが、それ以外にも以下のような原因が考えられます。
成長期による顎の成長の変化:顎の成長は個人差が大きく、矯正治療後も変化することがあります。
歯ぎしりや食いしばり:無意識のうちに歯に力が加わり、歯並びが変化することがあります。
保定装置(リテーナー)の不使用: 矯正治療後、歯並びを安定させるために保定装置を使用する必要があります。しかし、今回は装置なしで様子見していたとのことなので、保定期間が十分でなかった可能性もあります。
3. 今後の治療について
担当の先生が「もう一度装置を入れる」とおっしゃっているとのことですが、以下のことを確認してみてください。
どのような装置を使用するのか?
治療期間はどのくらいか?
治療の目的は何か?(歯並びを元に戻すのか、現状維持を目指すのかなど)
今回の治療で、後戻りの原因を根本的に改善できるのか?
他の治療法はないのか?
先生の説明に納得できない場合は、セカンドオピニオンを求めるのも一つの方法です。他の歯科医院で診てもらい、意見を聞くことで、より納得のいく治療法を選ぶことができるかもしれません。
4. 顎顔面矯正の限界について
顎顔面矯正は、顎の成長をコントロールすることで歯並びを改善する治療法ですが、すべての場合に効果があるとは限りません。成長期のタイミングや、患者さんの協力度合いによって、効果は大きく左右されます。担当の先生が「顎顔面矯正としては、これが限界」とおっしゃっている場合、他の治療法(外科的矯正など)を検討する必要があるかもしれません。
5. 娘さんの気持ちに寄り添うこと
4年間も矯正治療を頑張ってきたのに、また装置をつけなければならないとなると、お嬢様も大変ショックを受けていると思います。まずは、お嬢様の気持ちをしっかりと受け止め、「辛かったね」「よく頑張ったね」と声をかけてあげてください。そして、「歯並びがキレイになることは、将来の笑顔につながるんだよ」と、前向きな気持ちで治療に取り組めるように励ましてあげてください。
お嬢様の歯並びが改善し、笑顔で毎日を過ごせるようになることを心から願っています。