あきこさんの相談

カテゴリ:治療中のケア、調整

歯はこれ以上動かないと言われました

初めまして。
27歳から歯列矯正を始めて1年半が経ちました。

私の右下の奥歯はもともと歯茎の中に親知らずと重なって埋まっており、
矯正前に大学病院で抜歯してもらいました。
砕いて取り出したため、代わりにその場所に右上の親知らずを移植してもらいました。

この移植手術の2ヶ月ほど後からワイヤーを装着しての歯列矯正が始まりました。
歯並びに問題があったのは上の歯だけだったので
上の歯のみ二本抜歯しました。
コルチコトミー法を用いたスピード矯正だったので、
半年後には上の歯は綺麗に揃いました。

下の歯は並びは綺麗でしたが全体的に傾斜がかかった出っ歯になっていて
「もし気になるなら下の歯も二本抜歯して出っ歯を治せる」と言われたので
追加料金がかからないならぜひ治してほしいと依頼しました。

下の左右の5番を抜き、再度コルチコトミー手術を受けたのがちょうど1年前です。

それから半年以上経過した今年の8月頃に
下の歯の動きが悪く、特に移植した7番の歯はこのままでは動かなさそうなので
もう一度コルチコトミー手術をさせてほしいと医師から言われ、
8月末に右下のみコルチコトミー手術を再度受けました。

抜歯したのは5番で、術後、4番と6番の隙間は埋まっていきましたが
6番と7番(移植した歯)の隙間はなかなか埋まらずにいました。
一月ほど前、6番に激痛が走り、レントゲンを撮ってもらったところ
もともと弱りかけていた根が溶けて半分の長さになっていることがわかりました。
そこで神経を抜いて消毒する処置を行ってもらいました(現在も治療中です)。

今日、矯正が終わるまであとどのくらい時間がかかるのかを尋ねたところ、
医師から
「移植した7番の歯の根が溶け出していて骨と融合(?)しているかもしれない。
無理に動かしても根本は動かないので、歯が前に折れてしまう可能性があり
この歯はこれ以上動かせない」と言われました。

医師が言うには、7番以外の歯が綺麗に揃ったら矯正は終わりだとのことです。

6番と7番の隙間は、そのままにしておくか、
二本の歯両方をカバーする被せ物をして隙間を埋めるしかないと言われました。


質問ですが、

1. 移植した歯は本当にもう動かすことができないのでしょうか。

2. 1年半経って「動かせない」という結論に至ったのは仕方のないことでしょうか?
それとも医師に何らかの落ち度があるのでしょうか?

3. 被せ物にかかる費用は自己負担で、セラミックなら6番のグラスファイバーも含めて14万円ほどかかると言われましたが、妥当でしょうか?(私が支払うべきなのでしょうか?)

歯並びを揃えることができないという事実がショックで納得することができずにいます。
よろしくお願いいたします。

かすや矯正歯科です。

移植歯の矯正および、コルチコトミーは外科的処置のためこのようなリスクは伴って参ります。

1. 移植した歯は本当にもう動かすことができないのでしょうか。

→歯は歯根膜という膜が歯の根っこ全体を覆っていないと動かすことは出来ません。移植歯の場合その歯根膜が断絶し、骨と癒合してしまうことが殆どであるため、そもそもコルチコトミー以外動かすことは難しいです。それを行っても動かないのであれば動かないのではないでしょうか?

2. 1年半経って「動かせない」という結論に至ったのは仕方のないことでしょうか?
それとも医師に何らかの落ち度があるのでしょうか?

→右下のコルチコトミーを行って数カ月ですし、歯の根っこが吸収してくるにも時間がかかるので、仕方ないと思われます。

3. 被せ物にかかる費用は自己負担で、セラミックなら6番のグラスファイバーも含めて14万円ほどかかると言われましたが、妥当でしょうか?(私が支払うべきなのでしょうか?)

→値段的には連結2本分と考えると妥当だとは思います。契約がどのようになっているかにもよりますが、その料金が矯正の範囲内となることは難しいかも知れません。しかし、治療計画通りではないため、料金面がご納得されないのであれば。もう少し担当の先生とお話になられては如何でしょうか?


よろしくお願い致します。
コルチコトミーを用いた矯正治療の経過についての疑問ですね。詳しく書かれていますが、情報として不足している部分もありますので、そこは想像で仮定したうえ、考えてお答えします。従って私見であることも申し添えておきます。

1.2.今、突然歯が動かなくなったとは考えにくいです。動きにくさは以前からあり、それに対して再度のコルチコトミーなど工夫もされています。それで動かないとなれば、その結論は間違いないでしょう。

2.落ち度についてですが、落ち度を過失ととらえるなら落ち度はないでしょう。理由は書かれてある内容からそれぞれの治療が誤っているとは判断できないからです。ただ、移植した歯の動きにくさへの予見可否の有無や説明義務については文面からは判断できません。

3.一般的に矯正以外の虫歯の治療は矯正の治療外となるので費用は別になります。傷んだ6番の治療は矯正の治療に含まれていないはずです。この治療の補綴修復を用いて歯並びの治療の助けとするのは意義はあります。ただし、歯並びの改善を主目的とした補綴治療はコストなど丁寧な説明が求められるべきです。

以上質問項目への回答ですが以下、文面から受けた印象です。右下を除けばほぼうまく並んでる感じです。ただかなり歯に負担のかかる治療だなと思いました。結果的に3度にわたるコルチコトミー、移植した歯に対する矯正力、スピード矯正、終わる時期の質問など、期間を強く意識した印象を受けます。また歯並びに対するこだわりも感じられます。これらが悪いとはいいませんが、あなたの歯は強いストレスを受けているでしょう。もともと意識の高さを感じられるあなたです。その意識をストレスのかかった歯を大事にする(いたわる)ことに向けてあげてください。長い目でみればそのほうがあなたに利益があると思います。質問外のことを申しました。不快になられましたら読み捨ておきください

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